メイン画像
この記事の写真をすべて見る

明日7日(日)は北海道の西海上に上空の強い寒気を伴った低気圧が停滞するでしょう。この低気圧周辺に活発な雪雲が形成され、次々と北海道に流れ込む恐れがあります。7日は局地的な大雪やふぶきに注意・警戒が必要です。また、明後日8日(月:成人の日)には、日本海側の広い範囲で大雪やふぶきとなる恐れがあります。

マイナス40℃以下の強い寒気を伴った低気圧が停滞

画像A

7日9時には北海道の西海上に小さな低気圧が停滞します。この低気圧は上空5200メートル付近に平年より5℃以上低いマイナス40℃以下の強い寒気を伴い、大気の状態が不安定となります。
さらに低気圧の北側に吹く北風と大陸からの西風がぶつかり、帯状に連なる活発な雪雲の列が形成され、風に乗って次々と北海道付近へ流れ込むでしょう。

風が収束、活発な雪雲が形成され次々と北海道へ流入

画像B

今の所、活発な雪雲は後志方面に流れ込む可能性が高いですが、一部が石狩や空知方面にも流れ込む恐れがあります。強い雪が長時間にわたって降り、あっという間に積雪が増え局地的な大雪となるでしょう。

活発な雪雲の列は、7日午後から少しづつ東へ移動します。このため午後は、札幌を含む石狩地方や空知地方などへも本格的に流れ込む可能性があります。
7日一日で降る雪の量は、多い所で40センチに達するでしょう。風を伴って、ふぶいてかなり見通しが悪くなりますので、交通関係などは十分な注意が必要です。

8日は冬型の気圧配置へ さらに雪の量は増える恐れ

この低気圧は8日には北海道の東へ抜け、北海道付近は強い冬型の気圧配置となるでしょう。
雪の降り方は、日本海側で局地的な降り方から全域にわたる降雪に変わり、さらに雪の量が多くなる恐れがあり、大雪やふぶきとなる範囲が広がる可能性があります。

今後気象台から発表される気象情報に留意するとともに、天気の変化、特に雪の降り方には十分な注意、警戒が必要です。