ストレスになる人とも縁がある

「人間関係のストレスは、他人」

「異なる欲と欲とのぶつかり合いで、ストレスが生まれる」

 ということは、さらにそれを俯瞰(ふかん)してみると、私たちは、異なる欲を持つ者同士が出会うことを繰り返し、出会う度に何らかのストレスが生じて当たり前の世界で生きています。そういう世界で生きていて、この世界の構造は変えられません。だから僕は思うのです。もう、人間関係のストレスを悪いものと捉えるのをやめませんか?

 この世のすべては縁で成り立っているのです。だから縁を、よいものとして見て、ありがたいものと捉えて、生きていきませんか?

「袖(そで)振り合うも多生(たしょう)の縁」と言うように、出会った人はみな、縁がある人です。良いも悪いもなくて、ただ「縁があるんだなぁ」と思って生きていけばいい。

「縁があるってことは、何かあるのかな?」と、プラスに考えていけばいい。

 ストレスになる人とも、縁があったわけです。ストレスすらプラスに考えればいいんです。

 プラスに捉えて、プラスの想像をしていけば、きっとプラスに転じていきます。

「つらい、イヤだ」と思うか、「縁なんて意味がない」と流して生きるか、「何かいいことにつながるかもしれない」とプラスの想像をするか。

 同じ縁でも、捉え方次第で、その先に続く縁のかたちが変わってくるでしょう。ストレスになる人とも縁があった。その事実を忘れないでください。

 その縁をどうするかは、あなた次第です。

『ゲッターズ飯田の縁のつかみ方』より

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