安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは、「ファン」。仕事やプライベートで、ファンの方から声をかけてもらうことが非常に多いというクロちゃん。過去には、クロちゃんのことを好き過ぎるあまりキャバ嬢に転身してしまった強烈な女性ファンもいたとか。クロちゃんが、これまで出会った思い出深い「ファン」たちを振り返る。
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先日、ある大学の学園祭にゲストとしてお邪魔してきた。ここ数年、コロナ禍の影響もあったからか、リアルにお客さんと触れ合える現場というのは、すごく楽しい。「いつもSNS見ています」「水曜日のダウンタウンおもしろかったです」「リチさんとお幸せに」など、気軽に声をかけてくれるのは、ほんと、ありがたいなと毎回思う。
今回のテーマは「ファン」。いろいろとツッコまれそうな気もするけど、一応、ボクにも「ファン」と呼ばれる人たちは、ちゃんといる。意外にも、年齢層は子どもから高齢者の方まで幅広い。
ボクって声が高いから、どうやら子どもはすぐに反応しちゃうみたい。「普段全然テレビを見ない息子が、クロちゃんがしゃべりだすと、テレビにくぎ付けになるんです」。そんな風に、お母さんらしき人に声をかけられたこともある。聞いた話によると、赤ちゃんも反応するみたい。ボクの声は、タケモトピアノの財津さんのように、赤ちゃんを泣きやませる効果があるのかな(笑)。
ボクにゆっくり近づいてきて、「クロちゃんです!わわわわわー」と、ボクのものまねをしてきてくれる子どもも、実はけっこう多い。これが、とにかくかわいいんだよね。その子のお母さんが、少し遠くからうれしそうに、その光景を見ていたり。なかには、お母さんのほうがノリノリで「ほら、いつものやつやってみな」って子どもにものまねを促していることもある。ボクのギャグは、複雑じゃないから、ものまねしやすいのかな。ボクは、もともと保育士を目指していたから、子どもに声をかけてもらえるのはうれしいね。