煉獄コロアキが過激な「私人逮捕系ユーチューバー」になるまで　知人が語る「崖っぷち人生」とは

「彼は金に困っていた。崖っぷちだった」――。

【写真】暗闇の中、丸の内署から移送される杉田一明容疑者を乗せた車はこちら

　ユーチューバー「煉獄（れんごく）コロアキ」の知人はこう漏らす。

　警視庁は今月13日、煉獄コロアキこと、杉田一明容疑者（40）を名誉毀損の疑いで逮捕した。杉田容疑者は今年9月、東京都千代田区の帝国劇場付近で18歳の女性を撮影。女性にモザイクをかけず、チケットの不正転売に関わったなどと告げる動画をユーチューブ上に掲載し、女性の名誉を毀損した疑いがある。女性はチケット転売とは無関係だった。

　杉田容疑者は「私人逮捕系」などと称してユーチューバーとして活動。チケットを高額転売するとみられる人などに接触し、取り押さえるなどの動画を複数投稿していた。

　一体どのような人物なのか。

　杉田容疑者に近い関係者によると、杉田容疑者は1982年福岡県生まれ。地元の高校を中退した後、東京に上京した。本人公式HPのプロフィールが事実ならば、20代でデイトレードを開始し、30代で数億円を手にしたとあったという。

「その後、億単位の借金を背負い崖っぷちに。仕事を転々してきたと聞いている。コロナ禍になり、アニメ『鬼滅の刃』にでてくるキャラクターのコスプレをし、反マスク・ワクチン活動をしていた。その後、紆余曲折あって、世直し系や私人逮捕のユーチューバーに舵を切り直した」（前出の杉田容疑者に近い関係者）

　「世直し系」や「私人逮捕系」、「突撃系」などと称し、痴漢や盗撮などの容疑者らしき人物を撮影した動画を投稿するユーチューバーは複数存在する。中にはアクセス数が100万回以上の動画もある。こうした動画はここ最近、行き過ぎた行為などが問題視されていた。