(2)アオアオ発声法
「アオアオ発声法」の目的は、「耳管」を広げること。顎を動かすことで耳管を動かし、耳管開口部を柔らかくすることができます。
ポイントは、「ア」と言ったら1回閉じて「ン」、次に「オ」を言って、また1回閉じて「ン」と言うこと。「ン」で口を閉じたときに、鼻からフッと息が出てくればOKです。
朝よりも夜にするのが効果的。
筋肉が柔らかくなっている時にするのが効果的で、特にお風呂でするのがおすすめです。
(3)餃子耳法
「餃子耳法」の目的は鼓膜を動かしやすくすること。耳全体を内側に折り曲げると、外からの圧がなくなります。そこから耳を開放すると、外気が一気に入ってくるので、鼓膜が刺激されます。血流も一気に加速するので、鼓膜が動きやすくなります。
餃子耳法は、耳鼻科の「鼓膜マッサージ」とほぼ同じ効果を得られる手軽な方法です。
(4)耳マッサージ法
「耳マッサージ法」の目的は「血流改善」と「自律神経の安定」です。
耳のマッサージは、血流をよくして、「聞こえの神経」に栄養を届けます。
また、自律神経のひとつで身体をリラックスさせる 「副交感神経」の働きが優位になるため、ストレスのたまった気持ちを和らげてイライラや不安を抑えます。
自律神経のバランスが整うと、耳鳴り、難聴、ともによい効果があります。
耳には大きな「ツボ」がたくさんあります。
ツボは東洋医学の考え方で、神経節(神経のターミナル)を意味していますが、約360個あるとされる全身のツボのうち100個以上が耳にあります。
耳鳴りや難聴の予防や改善に有効であるだけでなく、ダイエットや免疫力を上げるのにも役立ちます。