竹田純さん(右)とクリスティヨナス・ブデリスさん(撮影/写真映像部・上田泰世)
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 AERAの連載「はたらくふうふカンケイ」では、ある共働きふうふの出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見たふうふの関係を紹介します。AERA 2023年10月16日号では、バレエダンサーで一般社団法人床バレエ協会代表の竹田純さん、インテリアデザイナーのクリスティヨナス・ブデリスさんについて取り上げました。

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 2023年、純40歳、クリス34歳で結婚。現在は、フランス・パリ在住、グレイハウンドの愛犬ビジョンと暮らす。普段の会話は英語で。

【出会いは?】2016年、日本で。友人のバースデーパーティーに参加したとき。

【結婚までの道のりは?】出会って3カ月で交際開始、すぐに同居を始め、同年の大みそかから元旦に変わるタイミングでクリスからプロポーズ。今年の3月にフランスで法的に結婚。

【家事や家計の分担は?】料理、洗濯は主にクリス、ビジョンのケア、床掃除、皿洗いは純。買い物とお互いのケアは適宜。家計は一緒。

竹田純[41]バレエダンサー、一般社団法人床バレエ協会代表

たけだ・じゅん◆1982年、静岡県生まれ。2001年、高校卒業後、東京バレエ団へ入団。20歳で渡仏し、フランス国立リモージュ・オペラ座など、様々な舞台に出演。帰国後、バレエ式エクササイズの床バレエ講師として活動開始。著書『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』

 フランスに移住して、ビジョン(愛犬)を引き取って、やっぱり自分たちがパパ、彼が息子みたいなんですよ。「家族としてこの子を守らなきゃ」という使命感も背中を押したと思います。フランスで結婚の手続きを済ませたときは、法的な祝福をもらえた気持ちでした。

 料理はクリスの方がいろいろ作ってくれます。ただ、段取りが自由すぎて、料理はおいしいのに、キッチンがぐちゃぐちゃ。作ってもらっている横で、僕が後片付けするのが常(笑)。そういうオーガナイズは得意なんですが、仕事になると、途端にオーバーワークしてしまって。僕が「いま来てほしい」と頼むとすぐに時間を作ってくれるクリスの家族第一なところは本当に見習いたいです。

 リトリート施設以外にも、子どものための学校を建てたい、グレイハウンドのレスキューをしたい、子どもを育ててみたい。

 彼といると、そうやってたくさんの幸福をシェアしていける気がします。

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