日本でも認知度の高い「LE SSERAFIM(ルセラフィム)」も、長身のガールズグループだ。5人のメンバーのうち3人が170センチ以上。163センチの宮脇咲良がチームの中で一番背が低い。日本女性の平均身長が158センチ、韓国女性が161センチだから、一般的には宮脇は決して低いほうではない。

 JYPエンターテインメント所属の人気ガールズグループ「ITZY(イッツィー)」で、最も若くて売れているYuna(ユナ)も、170センチ以上だ。ユナは「ガールズグループの中で一番きれいな顔」とも呼ばれ、長い脚と高い身長で人気を得ている。

 現在活動中のアイドルはいわゆる「第4世代」と呼ばれている。1990年代末から2000年代序盤までが第1世代で、ガールズグループの中では日本でもアルバム発売と放送活動をした「S.E.S」が代表格とされる。

「KARA」「少女時代」など第2世代も

 メンバー全員の身長が160センチ前後で、「かわいらしい彼女」のイメージで多数の男性ファンを獲得した。「S.E.S」のコンセプトは同じSMエンターテインメント所属の後輩歌手「BoA(ボア)」にも続き、当時韓国の女性アイドルは「小さな少女のようなタイプ」が主流だった。

1990年代後半から2000年代にかけて低身長と少女のイメージで人気を博したS.E.S.=S.E.SのSNSから

 2000年代半ばから活動してきた第2世代の身長も、第1世代と比べて変化はない。日本でも人気を得た「KARA」はメンバー全員が165センチ前後。「少女時代」も最も売れたメンバーの一人であるテヨンは160センチ弱の“可愛い系”アイドルだった。

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第3世代では「長身」がセンターに立つ傾向に