他にも、体格の割にやたらと大きい星野源さんの手など、間違いなくモザイクのかかっていないセックスシンボルだと思いますし、米津玄師さんの果てしなく長い指がギターのフレット上をフィンガリングする光景など、10分以上観続けていたらどうにかなってしまいそうです。

 スポーツ選手では、羽生結弦さんの指も、ただ細く長いだけではない「雄」としての主張に溢れています。若い頃の石川遼選手の親指も、パターを握る度に別のモノと見間違えてしまう容色がありました。

 そして今回の男子バスケフィーバーもまた、私の「手指崇拝」を刺激して止みません。バスケと言えば「突き指」が付き物です。彼らの太く隆起した第一関節を見ると、思わず声が出そうになります。
 

 そんな中、ふとある人のことを思い出しました。2000年代の中頃、日本人初のNBAプレーヤーとなった田臥勇太選手です。男子バスケ界における野茂英雄的存在であり、今なお現役のレジェンドプレーヤー。彼の手指は、まさに私のフェティシズムの「目覚め」でした。

 球体に纏わりつく手のように長い指、決して大柄ではない体格とのコントラスト、骨の浮き方、爪の曲線や張り具合。あれから20年近く経ち、改めて当時の田臥選手を観返してみて、やはり彼以上のエロい手はいないと確信した次第です。
 

 今週はひどく変態度の高い文章になってしまいましたが、どうか「初恋の話」ぐらいでお納め頂ければ幸いです。
 

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