

「ニコニコ超会議2015」が4月25~26日、千葉市にある幕張メッセで開催された。前回、超ボーカロイド・プラネタリウム編をお伝えしたが、今回はウェアラブル端末を使った体験型展示を紹介していきたい。
超ボーカロイドブースでのプラネタリウムの取材を終え、企業ブースへと向かおうとしていたところ、【浮かび上がるARおみくじ】と書かれたブースと行列に遭遇した。会場マップを見たら、「ニコニコ超神社」のブースの一部のようだ。10分待ちとの案内だったので、せっかくなので体験してみることにした。
ブースには、メガネ型のウェアラブル端末が置いてあった。早速これを装着して、巫女のコスプレをした係員に指定された壁のほうを見ると、そこにはニワトリの姿をした、ニコニコ動画のマスコット「ニワンゴ」が映し出されていた。メガネのレンズ上にキャラクターが映し出されることで、あたかも現実の空間に架空のキャラクターが存在するかのように見えるのだ。なるほど、これが「AR(Augmented Reality)」、代替現実ということか。
続いて、「ニワンゴ」を見た状態で、係員に端末のリモコンを操作するように言われた。リモコンは、ノートパソコンのマウスを操作するトラックパッドのようだ。これをタッチすると、マウスのポインタがメガネ越しに浮かび上がる。
そして、ポインタを「ニワンゴ」に重ねた状態でパッドをクリックすると、周囲に打ち出の小づちや小判といった、縁起のよさそうなアイコンが表示されたのだ。早速、クリックすると、そのアイコンから「亀の一番」と書かれたアイコンが飛び出してきた。この記号を係員に伝え、それに該当したおみくじがひけた。