ゆかりさんの変化は、これからの働き方を考えるきっかけにもなりました。会社員と自営業の2つを6年以上兼業してきましたが、家族の時間を優先するために少しセーブすることを検討していると言います。今まで気持ちの思うままにやりたいことを詰め込んできましたが、やらないことを決めたことで生まれる余裕を楽しめるようになりました。
「育休明けで会社員を復職したら、向いている仕事や役割を任され、かなり楽しいんです。自営業の方も楽しいし、全部自分がやりたいことだからとやってきましたが、ちょっとキャパオーバーでした。すべて思うようにやりきれないストレスを抱え、家庭に不和が産まれるなら本末転倒ですよね。何が優先かでいうと今は会社員の仕事と家庭かなと。」
片づけのとき、モノの「いる・いらない」は、今の自分に必要かどうかを考えて判断します。それはモノだけに限らず、生活や仕事でも同じような基準があてはめられます。きっとゆかりさんはこれからも自分のよいタイミングでよい選択ができることでしょう。
単にやりたいことと、今本当にやらなければいけないこと。その区別がつくようになったのですから。
「問題があって、どうにかしたいと思ったら、一歩踏み出すしかないですよね。片づけも、やり始めたらけっこう楽しかったです。やりきった達成感もありましたね」
45日間の家庭力アッププロジェクト®を走り切ったゆかりさんは、充実した笑顔を見せてくれました。