
90年代を中心に活躍したロックバンド「シャ乱Q」のボーカルや、国民的アイドルグループ「モーニング娘。」のプロデューサーで知られるつんく♂(46)が4月4日、母校の近畿大学の入学式で、咽頭がん治療のため声帯摘出手術を受けていたことを発表した。
祝辞では「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」というメッセージがスクリーンに流れ、一世を風靡したその美声が失われてしまったことを明らかにした。
突然の発表でインターネット上も騒然となり、「シャ乱Q時代から知っているだけに辛い」など、もうあの歌声が聴けないことを惜しむ声が相次いだ。一方で、「手術前にボーカロイド化しておけば……」という声も寄せられた。
「ボーカロイド」というのはヤマハが開発した音楽ソフト。実在する人物の声を収録したものを、メロディーと歌詞を入力することで、楽器のように曲を歌わせられる。すでに、声優・藤田咲の声を収録した「初音ミク」や、俳優のGACKTの声を収録した「がくっぽいど」などがある。
しかし、ボーカロイドは事前にその声を収録しておく必要がある。そこで、つんく♂の新曲をボーカロイドで作れないかだろうか、ヤマハに聞いてみた。