二つ目のポイントとして、ニキビの部分はリキッドファンデーションを使用しない、ということが挙げられます。ニキビの部分はファンデーションで隠したくなりますが、ここでリキッドタイプのファンデーションを使うと毛穴がふさがれ、ますますニキビが悪化します。ファンデーションを使ってはいけないわけではなく、リキッドタイプのものを避けることが重要です。
最後は、顔の肌の調子が悪いときはポイントメイクに切り替えること。ポイントメイクとは、顔の特定の部分(例えば、目、唇、頬など)に焦点を当てて、特に強調したい特徴を引き立てるメイクアップの手法を指します。顔の肌の調子が悪い人にお勧めなのが、目の周りと唇だけポイントメイクをする方法です。
特に唇ですが、アトピーなどの基礎疾患がある人は湿疹の起きやすい部位です。リップクリームはかぶれや湿疹の悪化の原因となる可能性があるため、保湿をする際も不純物を含まない保湿剤に変更したほうがいいでしょう。また、唇の輪郭をはっきりさせることで、口元が目立つようになるので、リップペンシルを使って唇の輪郭を縁取るといいでしょう。
私が言うまでもないと思いますが、唇に湿疹があるときにマキシマイザーを使用すると刺激感が増強されるので避けてください。
以上が顔に湿疹があるときの化粧の注意点です。湿疹部位は保湿のみで済ませ、ポイントメイクに切り替えることで、湿疹が治まるまで肌を休めることが重要です。