よそゆきの自分から、本体の自分の方に、自分の生き方や他人への接し方みたいなものを戻している最中だと考えてみてください。
甲羅の内側、素の自分を見せなきゃいけないと思うと、行き詰まってしまうから、少しだけ甘えることから始めてみてはどうでしょうか。
別に恋愛関係でなくても、友達でもいいし、甘えられる相手に甘えてみる。
いきなり100甘えると、気味悪がられるので、2甘えるぐらいのところから始めましょう。
イメージしてほしいのは、アンタッチャブルのザキヤマ(山崎弘也)さんです。あの「後輩力」をマネしてみるのがいいと思います。ザキヤマさんを見ていると、「ありがとうございます」の言い方一つでも、甘えの表現ってできるんだな、と本当に勉強になります。ちょっとだけ言葉に甘えを込めてみることなら、きっと無理なく始められるのでは。
意外と人って、甘えられても迷惑じゃないし、逆に嬉しく思ってくれることも多いものですよ。
※AERA 2023年7月24日号