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きょう11日は、朝から厳しい暑さになっています。午前9時までに、全国のアメダスの約2割で真夏日を観測。来週にかけても猛烈な暑さが続くため、熱中症に警戒を。

速いぺースで気温上昇

今朝(11日)にかけても暑い空気が残る中、日差しが加わって気温がグングン上がっています。

午前9時までの最高気温は、和歌山県新宮市で32・9℃、岩手県釜石市で32.5℃、埼玉県越谷市と福島県相馬市で32.2℃、東京都心で31.0℃でした。午前9時までに最高気温が30℃以上の真夏日になったのは、全国のアメダス(南鳥島除く)の2割弱にあたる166地点です。

熱中症警戒アラートが、沖縄県の八重山地方と沖縄本島地方、奄美地方、鹿児島県(奄美地方除く)、宮崎県、本県、長崎県、徳島県、和歌山県、兵庫県、新潟県、三重県、愛知県、静岡県、神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、岩手県に発表されています。今年最多で、東北では今年初めてです。

日中はさらに上昇 猛暑日も

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きょう11日の日中は、さらに気温が上がるでしょう。最高気温は、沖縄や九州から東北で30℃以上の真夏日の所が多くなり、かなり蒸し暑く感じられそうです。福岡は34℃の予想です。大雨の復旧作業にあたる際は無理をせず、こまめな水分補給や休憩を心がけてください。

猛烈な暑さが続く関東甲信は、35℃以上の猛暑日になる所が多いでしょう。東京都心は36℃と、2日連続の猛暑日になりそうです。

東海や関東を中心に 猛暑が続く

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7月中旬にも関わらず、この猛烈な暑さはしばらく続くでしょう。

14日(金)と15日(土)は、関東や東北は少し気温が下がりますが、それでも関東は広く30℃以上の真夏日の予想です。16日(日)からは、東京都心は再び35℃以上、名古屋は36℃まで上がる日もあり、猛暑日地点が急増するでしょう。

きのう10日、気象庁から「高温に関する早期天候情報」が発表されました。奄美地方や九州南部、九州北部、東海、関東甲信、東北、北海道太平洋側と北海道日本海側では、今後2週間は暖かい空気に覆われやすいため、平年より気温が高くなるでしょう。7月16日(日)頃からは、かなりの高温になるため、熱中症対策が欠かせません。

熱中症予防のポイント

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。