「ボランティアとお米の話、自分から言う気は本当になかった」「好感度を上げるためにやっていると思われたくないから」と河本さん(撮影/写真映像部・戸嶋日菜乃)
「ボランティアとお米の話、自分から言う気は本当になかった」「好感度を上げるためにやっていると思われたくないから」と河本さん(撮影/写真映像部・戸嶋日菜乃)

テスタ)あのカレー、うまかったな~。ここ数年は、僕の家に河本さんと後輩芸人の方2人の計4人で集まって、どうでもいいことをしゃべって、遊んで、笑って。とても楽しい。

(河本)トレーダーさんとはいえ一般人でしょ。それなのに、芸人仲間の中にこんなにスーッと入ってこられる人は、そうそういないよ。

 無色透明というか、あんまり自分を出さないからかな。株の仕事のときは、自分をめいっぱい100%出してるんでしょうけど。

(テスタ)そうかな。言われてみれば我(が)は強くないかも。

(河本)僕は膵炎(すいえん)という病気を患って……、一滴もお酒が飲めないんですけどね。後輩はそんな先輩(自分を指さしながら)のことなど全く気にせず、お酒を飲みます。

 タステはあまりお酒を飲まないから、いい感じに中和剤になってくれてる。芸人の「タテ社会」じゃなく、兄弟みたいになって。

(テスタ)男4人、ユーチューブで韓国アイドルのオーディション番組を見たり、サッカーの試合を一緒に観戦したり。

(河本)このところ、行動制限もかなり緩くなったし、今年は米作りの田んぼ(大分県)にも一緒に行きたいよね。

(テスタ)行きたい!

(編集部)河本さんは現在、大分県で作ったお米を岡山、鳥取、山口の3県29施設の児童養護施設に送っています。年間10トン以上のお米が必要と聞きました。

(河本)僕は農家さんと一緒に農作業もしますが、作ったお米を寄付金の力も借りながら買い取り、児童養護施設に送る「小売業者」の立場でもあるんです。

(テスタ)コロナで(外食産業などの)お米の需要が激減して、農家さんもお米が売れなかった。小売業者も、買い取ったお米を1年でさばかないと古米(こまい)になって価値が下がります。悪い循環。

(河本)農家も小売業者も、お米をおなかいっぱい食べたい子どもたちも、みんなタステの寄付に感謝していて。

(テスタ)河本さんだって、思いっきり自腹で持ち出しの部分があるじゃないですか。

(編集部)どんな費用を?

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「明日死ぬかもしれないのに5年後の話はできんわ」