開幕から1カ月以上が過ぎ、全チームが2カード（6試合）ずつは当たった。だいたい今年の選手の調子、勢いといった傾向は出てきている。セでは首位を快走するDeNAが現時点では投打に頭一つ抜け出ている。東克樹、石田健大、今永昇太らの左腕に加え、メジャーでサイ・ヤング賞を獲得した新助っ人のトレバー・バウアーもいる。バウアーはしっかりしたコンディションを保てれば、ボールの質を見ても10勝はできるだろう。
阪神も開幕前から投手陣がいいことはわかっている。投手力のあるチームは、大型連敗などを喫して大崩れすることが少ない。DeNA、阪神が軸になって、セのペナントレースは展開していきそうだ。
東尾修（ひがしお・おさむ）／1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代（95～2001年）に2度リーグ優勝
※週刊朝日 2023年5月26日号
東尾修
東尾修（ひがしお・おさむ）／1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代（95～2001年）に2度リーグ優勝。
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