きょう6日、前線や低気圧の影響で、九州から近畿には雨雲がかかり、九州では激しい雨が降った所もあります。午後は雨エリアは拡大し、東海も次第に雨が降るでしょう。関東も夕方から所々で雨が降りそうです。
九州から近畿に雨雲
きょう6日は、梅雨前線上の低気圧が西日本に近づいています。午前11時現在、九州には活発な雨雲がかかり、中国地方や四国にも雨雲がかかっています。近畿も雨の降りだしている所があります。
熊本県天草市牛深では1時間に35.0ミリ(10時40分まで)の激しい雨が降りました。
雨エリア広がる 九州は非常に激しい雨の恐れ
九州は夕方にかけて雨が降り、雷を伴って滝のような非常に激しい雨の降る所があるでしょう。中国地方や四国は夜にかけて断続的に雨が降りそうです。午後は雨の範囲は広がり、近畿も広く雨が降るでしょう。東海も午後は次第に雨が降り、関東も夕方から所々で雨が降りそうです。外出の際は雨具をお持ちください。
非常に激しい雨とは?
非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。