まだまだ寒さが続きますが、春の足音が近付くにつれ、むずむず、くしゅくしゅしてくる人もいるのでは? 憂鬱な季節、花粉の到来です。
「tenki.jp」によると今年の花粉飛散時期は例年より早く、しかも昨年より多い量が飛散する予想が出ています。
そこでひどい花粉症の人にぜひ行ってほしいのが、沖縄! 暖かくスギ花粉がないと言われるため、この時期だけプチ移住する人もいるとか。避寒はもちろん、今の季節だからこそ楽しめるアクティヴィティも目白押しです!
さあ、避寒&避花粉を目指して沖縄へGO!

スギ花粉がない沖縄に、この時期だけプチ移住する人もいるとか
スギ花粉がない沖縄に、この時期だけプチ移住する人もいるとか
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マスクなしでも快適!

沖縄県にはスギを植林していないため、基本的にスギ花粉は飛散しないと言われています。
そのため、この時期になると少しの間でも花粉症の症状をやわらげようと、旅行を兼ねて沖縄を訪れる人が急増中! 中には毎年月単位で長期滞在する人もいるそうです。
聞くところによると、沖縄が誇るお酒 泡盛には花粉症に効果があるとされる抗アレルギー成分が含まれているという噂も。真偽のほどは科学的に明らかにされていませんが、試してみる価値はあるかもしれませんね。
さらに、冬の沖縄は一番冷え込む2月でも平均気温が17℃台と穏やかで過ごしやすく、海風が強く吹いてもウインドブレーカーなどの羽織るものがあれば大丈夫。もちろん、かさばるダウンジャケットやコートなどは無用の暖かさです。
目がかゆい、くしゃみが止まらない、鼻水が出っぱなし……そんな憂鬱な花粉症から少しでも逃れて、のんびりゆったりしてみませんか?

この時期ならではのお楽しみ!

暖かいので観光にも最適のシーズン。せっかくなので、この時期ならではの美味しいものをゲットしましょう。
風邪の季節に、ビタミン補給を兼ねてオススメなのが「みかん狩り」です。
1月上旬から2月下旬ぐらいの間に楽しめる種類は“たんかん”。
ポンカンとオレンジを自然交配させた品種で、ビタミンCが多く含まれ、甘くてとてもジューシーです。
沖縄本島北部の“やんばる”の本部町伊豆味(もとぶちょういずみ)には「みかんの里 総合案内所」があり、収穫できる農家を紹介してくれます。
栽培地は斜面沿いにあることも多いので、滑ったりしないようにビーチサンダルではなく、スニーカーを履いていきましょう。
みかんのジュースや加工品などのお土産も売っているので、おばーぁとゆんたく(おしゃべり)するのも楽しいですよ。

ホエールウォッチングのベストシーズン

さらに、ぜひ行っていただきたいのが「ホエールウォッチング」!
例年12月下旬から4月上旬という限定期間に見ることができるのは、体長13mにもなる雄大なザトウクジラたち。
普段はシベリアやアラスカ界隈に生息していますが、出産と子育てのために、あたたかい沖縄の海にこの時期にだけやってくるのです。
尾びれを見せたり、ジャンプをしたり……、間近で見るザトウクジラのダイナミックなパフォーマンスは迫力満点。
運がよければ、子連れやカップルのザトウクジラにも会えるかも?
那覇市内や北部、中部などエリアごとにホエールウォッチングツアーが出ていますので、宿泊先によって選べるのも魅力です。

この時期のグルメには他に、温暖な気候で育ったプリプリの「車エビ」や、“しりしり”にすると美味しいカロチン豊富な「島にんじん」など、楽しみがたくさん!
冬でもあたたかい沖縄で辛い花粉症の症状をやらわげて一息、この時期ならではの醍醐味をエンジョイできますように。