きょう26日(金)も、北海道を中心に気温が上がり、北海道網走地方の佐呂間町は2日連続で真夏日に。土日は、北海道の季節先取りの暑さは落ち着くものの、全国的に汗ばむ陽気が続くでしょう。運動会など、屋外での活動は熱中症にご注意ください。
北海道は真夏並みの高温続く 九州も気温アップ
きょう26日(金)も、北海道ではオホーツク海側を中心に気温が上がりました。午後3時までの最高気温は、北海道網走地方の佐呂間町で30.9℃と、きょう全国で最も気温が高くなりました。佐呂間町では2日連続の真夏日です。5月に2日連続で真夏日になったのは、2019年(5月25日から27日:この時は3日連続)以来4年ぶりのことです。
また同じ網走地方では、遠軽町の生田原で30.4℃、大空町の女満別空港で30.3℃と、ともに今年初めて真夏日になりました。
また、九州でもきのうより暑くなった所があり、熊本県甲佐町では30.2℃と真夏日に。大分県日田市で29.9℃、熊本県菊池市で29.8℃まで上がりました。
土日は全国的に汗ばむ陽気
あす27日(土)とあさって28日(日)は、北海道の季節先取りの暑さは少し落ち着くでしょう。一方、東北から九州では広い範囲で25℃以上の夏日となり、日中は汗ばむ陽気となりそうです。30℃以上の真夏日地点も増えるでしょう。
この週末、運動会が開催される学校も多いようです。体はまだ暑さに慣れていない時期ですので、児童や生徒はもちろん、応援されるご家族の皆様も、熱中症対策を万全にしてください
あると便利 熱中症対策グッズ
暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。