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 3Dフィギュアや模型作り、小物の複製などと、個人向けにも用途が広がる3Dプリントサービス。経済産業省の報告書によると、その市場は、2020年までに約1.1兆円規模になるという。そんな中、3Dプリンターでオリジナルのスマートフォン(スマホ)ケースを製作できるサービスが登場した。

 KDDIと沖縄セルラーは27日、ユーザーがウェブページでデザインしたスマホケースを、3Dプリンターで出力して届けるサービス「3D PRINT LAB.」を開始した。

 このサービスでは、ウェブページで、あらかじめ用意されたケースの模様デザインやカラー(それぞれ5種類)から好みのものを選択し、模様を付けることができる立体スタンプ(約80種類)を配置して、デザインを完成させる。ケースはナイロン製で、金属では難しい、3Dプリンターならではの複雑なデザインが楽しめるという。

 カラーはネイビー、グリーン、ピンク、イエロー、ライトブルーの5色。立体スタンプは、文字や図形、生き物や食べ物といったさまざまな図柄から選べ、大きさも変えられる。作成中のデザインは、ウェブサイト上で360度回転させて、立体的に確認できる。最短で約3分で作成できるという。

 対応機種は、現在、iPhoneは6/5s/5/4S、Androidスマートフォンは、Xperia シリーズなどの6機種。15年2月下旬には、FirefoxOS Fx0が追加される予定だ。価格は一律3980円(税別・送料込)で、注文から約2週間以内で、商品が手元に届くという。

 サービスの利用には、ウェブページでのユーザー(au ID)登録が必要。auユーザーでなくても、登録すればスマホケースを購入できる。

 自分用のケースとしてはもちろん、ケースの内側に好きな文字や数字をメッセージとして入れられるデザインもあるため、誕生日や記念日などのお祝いにも家族や恋人、友人への贈り物にもよさそうだ。誕生日や就職、入学のお祝いなどとして、家族や恋人、友人への贈り物としてもいかがだろうか。