落語家・春風亭一之輔さんが連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は「会期末」。
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国会が6月21日に「会期末」を迎えました。今国会も無事なのかどうなのかわかりませんが、とりあえず閉会。普段国会の会期末なんてがんもどきの表裏くらい気にせず生きてますから、あぁそうなのねというかんじ。期限までにやりたいことをやっつけたい側と、やられてたまるか、まだまだ引っ張るぞ……という側の、締め切り間際のせめぎあい。本来ヒリヒリするものなんでしょうが、もうちょい国会の先生方にもピリついてもらいたいもんです。
この原稿の締め切りは6月20日。今現在、21日22時。我ながらピリついてます。過ぎてます、締め切り。ギリセーフですか? いや、どう考えてもアウトか。どうなんでしょう? 紙に書いてた(週刊朝日)頃は金曜日締め切りで、次の次の火曜日に発売でした。だいたい土曜日中に原稿を送るのが常で、ちゃんと金曜締め切りを守ると担当さんから褒められたものです。オレを甘やかしすぎ。今はAERA dot.でネットオンリー。「火曜締め切り→次の日曜配信」とタイトになったので、校閲などを考えると火曜締め切りは厳守なんですかね? 担当さんに直接聞けばいいのですが、「あたりめえだろ」と言われそうでなんか怖い。ということでこの原稿をもって、その問い合わせとさせて頂きます。
ちょっと言い訳させてもらうとですね。昨日20日に東京の座・高円寺というホールで落語会があったのです。「一之輔・天どん ふたりがかりの会『新作ねたのーと 02』」という、三遊亭天どん師匠との新作落語の二人会。基本的に古典落語をやっている私にとってはありがたい勉強会と言っていいでしょう。