安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「人間関係」。元AKB48の高橋みなみさんと一緒に買い物をしたり、後輩芸人と散歩に出かけたりなど、友人・知人との交流の様子を頻繁にSNSなどで公開しているクロちゃん。交友関係はとても広そうに見えるが、意外にも心を許せる友人は少ないという。クロちゃんが「人を見る時はまず『疑い』から入る」と話す理由とは?
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ボクは基本的に人見知りだ。テレビなどに出ているボクの姿から、みんながどんなイメージを持っているのかは分からないけど、誰とでも器用にしゃべれるようなタイプじゃない。たまに「クロちゃんってよくしゃべるね」と言われることはあるけど、それは、人見知りを自覚しているからこそ、無言や無音の時間が怖いから、ただ頑張ってしゃべっているだけ(笑)。
だから、大人数のコミュニティーというのも、あんまり好きじゃない。若手の頃は、いろんなお酒の席に連れていってもらったけど、家に帰ると、いつも、すごく疲れていたのを覚えている。ボクは、基本、八方美人だし、人に嫌われたくない人だから、そういう場面では、うその自分を全力で演じてしまうんだよね。これ、きっと共感してくれる人けっこう多いんじゃないかな。あれって、しんどいよね。
そこまで仲良くない後輩芸人から、たまに「飲みに連れていってください」と言われることもあるけど、あれも、実は、けっこう苦手。飲みに連れていったとしても、「本当に楽しんでくれているのだろうか」と気になってしまって、まったくその場を楽しめないからね。「全然楽しくなかったのに無理やり連れまわされた」とかって、後で悪口を言われるんじゃないかとか、変にマイナスな方向で考えてしまったりもするし。
「後輩相手なんだから、ドンと構えて、堂々とえらそうにしておけばいいじゃないか」なんて意見をたまに言う人もいるけど、ボクは、そういうのがまったくできない。年下に対して、えらそうにするのって、中学校くらいの時の部活動を思い出して、なんか嫌なんだ。同級生とかに、よくいたでしょ? 下級生が入ってきた瞬間に、いきなりえらそうにしだす人。少し前まで上級生に文句ばっかり言っていたくせに、自分が上級生になると、もっと理不尽なことをやりだしたりとか(笑)。ああいうのは、ほんと、かっこ悪いよね。自分が下級生だったころに嫌な気持ちになった経験があるんだから、冷静に考えれば、そんな態度はとれないはずなのに、不思議だよね。人に嫌われたくないボクからすると、まったく理解できない行動だったよ。