


仕事やプライベートで自分だけの“常識”に従って行動した結果、その行動が一般常識とかけ離れていて、赤っ恥をかいた経験はないだろうか。このスマートフォン向けアプリで“常識力”を培えば、そんな失敗も少なくなるかもしれない。
「常識でQ」(iOS/Android対応・有料)というアプリは、ビジネスマナーや敬語、国語や数学の基本まで、幅広い分野の常識問題に挑戦できるクイズゲームだ。小中学生向けタブレット教材などを開発するジャイロ(東京都目黒区)が提供している。ここでは、バージョンアップされたAndroid版(350円)を紹介しよう。
このアプリは、「出世コース」、「検定コース」、「おまかせコース」、「選択コース」の4コースに分かれている。どのコースから始めてもよいが、「ジョーシキ商事」の社長室や営業部、人事部など12部署のキャラクターから出題されるクイズに答えて社長を目指す「出世コース」がお薦めだ。
「出世コース」では、それぞれの部署のキャラクターから、各20問のクイズが出題され、正答率によって、ユーザーの出世の可能性が審査される。全問正解すると、「出世確実」と判断されて辞令が渡され、平社員から主任、部長、専務取締役などへと、肩書のレベルが上がっていくのだ。
クイズの解答は4択の選択式問題で、ユーザーは制限時間内に解答する。分からない場合は、ヒントボタンで選択肢を絞ったり、問題をスキップしたりしてもよい。1問答えるごとに、解説が表示されるため、しっかりと知識を身に付けられそうだ。間違えた問題は、後から再挑戦できる。クイズは、マナー・敬語や漢字、ことわざ、歴史などの10ジャンルで、約1200問が用意されている。
“常識力”の腕試しができる「検定コース」は、“見習いジョーシキ人”の10級から、各級の20問に答えて1級を目指す。級が上がるごとにヒントボタンを使える回数などの合格条件が厳しくなっていく。
ほかにも、問題の予習ができる機能やジャンルごとの正解率をまとめたグラフ機能もあるため、自分の苦手分野を見極めながら挑戦できそうだ。
マナーや敬語の使い方はもちろん、学生時代に勉強したきりで、すっかり忘れていそうな数学や理科の問題にも挑戦できるこのアプリ。年末年始の休みにこつこつ挑戦して、自他ともに認める“常識人”として、新しい年を始めてもよいかもしれない。