自宅でテレビを見ながら、遠くにあるリモコンを引き寄せられたら、便利だろう――そんな面倒くさがり屋さんの夢がかなえられるかもしれない、スマートフォンを使って、いろいろなものがラジコンにできそうな電子機器が登場した。
子ども向けのアプリの作成教室などを展開する、合同会社イーヴァ(栃木県小山市)が開発した、電子機器「のせラジ」だ。これを小型モーターで動かせる工作模型やおもちゃに取り付ければ、iPhoneで操作できる画期的なアイテムだ。
例えば、モーターと乾電池を接続した「のせラジ」を台車に付ける。そして、iPhoneで操作すると、台車が直進や左右のターンができるのだ。10~30メートルも離れていても操縦できるという。「のせラジ」のウェブサイトでは、かぼちゃにプロペラをつけた「かぼちゃボート」が、悠々と湖を進む動画が見ることができる。
2015年初めにインターネット上で事業資金を募ったのち、商品化を目指すとしており、ほかの技術者に「のせラジ」を活用したアプリを開発してもらう構想もあるという。
「のせラジ」は2014年11月19~21日まで、横浜市のパシフィコ横浜で開催されている「組込み総合技術展2014」にも出展されている。