現在オーストラリアとニュージーランドで【ラプチャー・ツアー】を行っているエミネムが、現地時間2019年2月24日にメルボルンのクリケット・グラウンドで行った公演で、動員新記録を樹立した。
今回のツアーのプロモーターであるTEG DaintyのCEOであるポール・デインティーによると、この日のエミネムの公演には、80,708人のファンが集まり、2009年に同会場で行われ、これまで最高動員数を保持していた【サウンド・リリーフ】の記録を破ったとのことだ。
山火事の被災者支援のために開催されたチャリティ・ライブ【サウンド・リリーフ】には、ミッドナイト・オイル、カイリー・ミノーグ、キングス・オブ・レオンらが出演し、80,518人を動員した。このチャリティ・ライブの開催まで、74,600枚のチケットを売り上げた、1993年にガンズ・アンド・ローゼズがメルボルンのカルダー・パークのモーターレース場で行ったライブが最高動員数となっていた。
計5公演からなるエミネムの【ラプチャー・ツアー】は、現在までに30万枚のチケットを売り上げており、オーストラリアで今夏最大のツアーとなっている。デインティーは、今回の新記録について「素晴らしい功績」と称え、「エミネムは世界トップクラスのショーマンの一人で、オーストラリアでは猛烈に忠実なファンベースを築いており、その数はツアーを行うたびに増加している」と話し、「彼がスタジアムをソールド・アウトさせるのは珍しいことではないが、この新記録はただただ素晴らしい」とコメントしている。
【ラプチャー・ツアー】のオーストラリア日程は、今週水曜日のパース公演で終演を迎え、その後、彼にとって初となるニュージーランドの首都ウェリントンでの公演が行われる。
エミネムのサプライズ・アルバム『カミカゼ』は、ARIAアルバム・チャートでNo.1デビューを果たし、自身にとって9作目の首位となった。彼が最後にオーストラリアでツアーを行ったのは2014年で、このツアーのプロモーターも担当したデインティーは、チケットがすぐ売り切れたと当時話していた。