iPhoneを振って演奏をする。そんな新感覚の音楽アプリが登場した。
iPhoneアプリの制作・システム開発を手掛ける株式会社ブリックスが2014年8月1日より提供を開始した、簡単に音楽演奏を楽しめるアプリ「Cue(キュー)」だ。
「Cue」は、iPhoneを振るだけで音楽が演奏できるアプリ。iPhoneを振ることで、演奏のテンポを決め、そのリズムの上に楽器の音色やメロディを重ねていくと、楽曲が徐々に完成していくという仕組みだ。
具体的には、まずiPhoneを任意のタイミングで4回振ることでテンポが決まり、リズムがループ演奏される。次に楽器を選択して再度iPhoneを振ると、そのタイミングで今度はループ演奏中の楽曲に楽器の音が追加される。これを繰り返すことで楽器の音が次々と追加され、楽器の音を重ねていくことによって楽曲を作ることができる。
楽器は現在のところ、ドラム、ベース、楽器1、楽器2の4種類から選ぶことができる。ちなみに楽器は、振るときの画面の向きと方向で音程が変わる。同社は今後、音色数や、一度に演奏に参加できる楽器数を増やしていくことを検討しているそうだ。
「Cue」の機能のなかで注目したいのは、友だちがCueをインストールしていれば自分の演奏を友だちのiPhoneからでも鳴らせるという共有機能だ。鳴らしている演奏に名前を付けて保存し共有すると、同じタイミングで相手のiPhoneからも音が鳴り始める。相手も演奏に参加しながらバンド感覚で一緒に演奏ができる。共有し、演奏に参加する人数は、何人でも可能。
楽器を演奏したことがなくても、子どもから大人まで誰もが楽曲を作ることができ、作った楽曲の共有も可能なこのアプリ。新しい楽器の一つとして認識される日も遠くないかも?