ヴァレリー・アファナシエフが10月13日、彩の国さいたま芸術劇場・音楽ホールにて来日しピアノ・リサイタルを行う。
独自の世界観から生み出される深い洞察に満ちた音楽で、 聴衆を唯一無二の世界にいざなうピアニスト、 ヴァレリー・アファナシエフ。彩の国さいたま芸術劇場には、1999年以来、19年ぶりの登場となる。
ピアニストとしてだけでなく文学者としての顔も持ち、その哲学を語る言葉でも人々を魅了してきたアファナシエフ。そして齢70を超えてなお、新たな探究を続ける巨匠は、今回、シューベルトが死の年に書いた名作「3つのピアノ曲(即興曲)」を前半に据え、後半にはベートーヴェン中期ピアノ・ソナタの傑作「テンペスト」と「熱情」を配したプログラムを披露する。
特に長い間演奏してこなかった「熱情」ソナタは、 彼にとって特別な作品。2015年のレコーディングを機に満を持して取り組み始め、その新たな境地ともいえる演奏が深い感動を呼んでいる。その「熱情」ソナタをメインに、アファナシエフの“今”を聴く、聴き逃せないリサイタルになりそうだ。
◎公演情報
【ヴァレリー・アファナシエフ ピアノ・リサイタル】
2018年10月13日(日)
START 15:00
彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
チケット(全席指定):7,500円