関ジャニ∞によるテレビ朝日の音楽バラエティ番組『関ジャム完全燃SHOW』が5月28日に放送。ゲストにウルフルズが出演した。
今年デビュー25周年となったウルフルズを迎えてのスタジオトークは『心に響く!関西弁ソングの魅力』がテーマ。ウルフルズと関ジャニ∞はともに関西出身、多数の関西弁ソングを発表しているとあって、いつも以上に熱のこもったトークが展開された。
トーク冒頭では、基礎知識として1950年の笠置シヅ子による「買物ブギー」にはじまり、BORO「大阪で生まれた女」、やしきたかじん「やっぱ好きやねん」など関西弁ソングの代名詞ともいえる大ヒット曲、そしてウルフルズの「大阪ストラット・パートII」、関ジャニ∞の「大阪レイニーブルース」、さらに注目の最新曲まで半世紀以上にわたる関西弁ソングの系譜を紹介。個性豊かな名曲をひと通り紹介した後、トータス松本はあえて「歌詞は関西弁より標準語のほうがカッコいい」と主張する。その理由として、日本語ロックの歌詞によく登場する「~だぜ」「~なのさ」などという語尾を例に、標準語による“不良言葉”のカッコよさとロックとの相性のよさを指摘した。一方で、関西弁ソングは標準語に比べて「メッセージをラフにする」効果があると語るトータス松本。二枚目すぎるメッセージを柔らかく伝えられることで、聴き手に緊張感なくそれを受け入れてもらえるのが関西弁ソングの魅力だという。また、関西弁ならではの母音の強さが生み出す独特のリズムは英語との語感も近く、R&R、R&B、ファンクなどのブラック・ミュージッックにハマりやすいそうで、実際にウルフルズの名曲「ええねん」は、トータス松本の愛聴するインプレッションズの名曲「Amen」の空耳から生まれたというエピソードも明かされた。
そして、この日スタジオをもっともザワつかせたのは、さだまさしによる名曲「関白宣言」を関西弁ソングに即興でアレンジするという実演コーナー。トータス松本主導のもと「できないこともあるから」=「できひんこともあるやろさかい」など、関ジャニ∞のメンバーもアイディアを出し合いながら歌詞を大胆に関西弁へと変換していく。そして、決定した歌詞をウルフルズのメンバーの演奏に乗せてトータス松本がきっちりと歌い上げていく。関西弁のリズムに合うよう軽快なR&Rバージョンにアレンジされたウルフルズ版「関白宣言」にスタジオ一同、拍手喝采となった。
そして、この日のジャムセッションはトークでも紹介された全編関西弁歌詞のウルフルズ名曲「ええねん」。渋谷、錦戸、村上の3名がウルフルズに加わり、ソウルフルなセッションを展開した。また、この日の放送では関ジャニ∞にとって初のロックフェス出演となった【メトロック
2017】の模様もオンエア。いつもと違うアウェーな雰囲気のなかでも堂々としたパフォーマンスを披露し、多くのロック・ファンを熱狂させる関ジャニ∞の勇姿が放送された。
次回の『関ジャム完全燃SHOW』は6月4日放送、ゲストに小室哲哉を迎えてTM NETWORKの名曲「Get WIld」のジャムセッションをおこなう。
◎番組情報
テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』
毎週日曜23:15~
※一部地域を除く