2011年にR.E.M.が解散してからのマイケル・スタイプは今やトレードマークとなった立派な顎髭を蓄え、まるでベテラン漁師のような風貌になっている。そんな彼が最近BBCの『The First Time With…』にマイク・ミルズと出演した際、司会のマット・エヴァリットが髭についていくつか質問を投げかけた。
そもそも何故髭を伸ばそうと思ったのか、との質問にスタイプは、「3年前のハロウィンに、“過激になり損ねた妖精”(failed radical fairy)に扮したんだよ。“過激になり損ねた妖精”になるにはふさふさの髭が不可欠だったんだ。髭に花を飾ったり、ラメでギラギラにして、濃いメイクをして、眉毛を大げさに描いて。そしたらウケたんだ。人がゲラゲラ大笑いしてさ。すごく楽しいハロウィンだったんだ」と答えた。
次にエヴァリットは、「ケア製品はつけたりしてるんですか?それとも自然なまま?」と聞いた。スタイプは、「それ本気で聞いてるの?」と呆れた様子だったが、真面目な質問だと分かると、「シャンプーで洗ってる。コンディショナーも試してみたけどあまり効果がない。“どや街サンタ”(skid row Santa)というよりは、“ポセイドン/ゼウス/ブランクーシ、マティス”のような魅力を狙ってるんだ。だから僕の美しい頬骨を見せびらかすように横を少し整えてる。そのくらいかな。時々オイルを使ってるよ」とユーモアを交えて自慢の髭のお手入れ法を明かした。
◎Michael Stipe from R.E.M. and his beard
http://www.bbc.co.uk/programmes/p0532jwc