フィフス・ハーモニーからの脱退が発表される数日前、カミラ・カベロがレナ・ダナムのニュースレター『レニー』とポッドキャスト『ウィメン・オブ・ザ・アワー』のインタビューに応じ、ソーシャル・メディアの時代に健全な意志を持ち続けることの難しさや自身の政治的関与、そして10代のポップ・スターとしてセクシュアリティを表現することについて語った。
このインタビューで彼女は、自分が健全でいることができるのは母親の存在が大きいと語っている。キューバからの移民であるカミラの母が語る苦労話のおかげで客観的に事実をとらえることができ、人生で一番大切なことを思い出せるそうだ。また、SNSをやらないことで常に地に足をつけていられると話す。
「これまでの自分のキャリアで下した最善の決断は今年1年SNSから離れていたこと。一切やらないで、ただひたすらアーティストとして上達し、成長することに集中して、人として成長できる様々な方法を模索してたの。そうすることで地に足をつけていられるし、1,000人に私の靴が気に入らないって思われずに済んでいる」と彼女は語った。
2016年はカミラにとって初めて選挙権を得た年でもあった。米大統領選に絡んだ人種差別の激化について彼女はラテン系アーティストとして、「(ラテン系の)人々や文化を支持する責任を感じた」そうだ。そして、「これからずっと私は移民やヒスパニック系の人々とその権利を支持し続けるつもり。それが私の仕事だと思う」と話した。
若い女性は常にセックス・シンボルとして自己表現しなければならないプレッシャーがあり、それがどのように自身に影響してきたかと聞かれたカミラは、「ガールズ・グループということもあって、注目を集めるために性的な特徴を与えられそうになったこともあった。残念ながら性的なものは人気があるのよね。自分が快く思わないようなことをやらされそうになった時も確かにあって、嫌だとはっきり言ったこともあったわ」と答えた。そしてリアーナを例に出し、「セクシュアリティを表現することがいけないとは思っていないの。自分の中にそれがあるのであれば、それは自分自身を表現しているにすぎない。だからそれを他の人とシェアしたいのであれば、それは素晴らしいと思うし、大好き。例えばリアーナ。すごくセクシーだわ。セクシー星からやってきたみたい。彼女を崇拝してるの。本当に」と説明した。
◎インタビュー音源
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