#RIJF 王者ワンオクが降臨、トリはアジカン!国内最大級のフェス最終日をレポート
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 2016年8月14日【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016】(以下【RIJF2016】)の四日目(最終日)が開催された。ONE OK ROCK、ASIAN KANG-FU GENERATION、PUFFY、湘南乃風など最終日も多くのアーティストが各ステージを盛り上げた。

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  今年の【RIJF2016】は会場レイアウトを大きく変更し、過去最大となるエリア規模の7ステージでの開催となったため、常連の観客も楽しみ方が増えたのではないだろうか。各日程の来場者人数は約6万7,500人。4日間を合計すると約27万人が夏のビッグ・イベントを楽しんだ。

 最終日(14日)のSOUND OF FORESTの二番手として登場したのは、OKAMOTO’S。アメリカや香港などの海外ツアーも経験している彼らのステージを見ようと登場前からすでに大勢の観客が集まっていた。「青い天国」からスタートしたOKAMOTO’Sのステージ。1曲目から盛り上がりを見せる中、続いて「JOY JOY JOY」でオーディエンスは更にヒートアップ。「新宿からやってきました、OKAMOTO’Sです。」と軽めの自己紹介をし、今年6月にリリースした「BROTHER」も観客に向かって語り掛けるように歌い上げた。

 16時前、パイレーツ・オブ・カリビアンの曲が鳴り響いたと思うと、バンドメンバーの“海賊”、愛犬の“魂”と共に中村一義が登場。「こんなに毛まみれで出てくるアーティストいないですよ(笑)」とジョークも交えつつ、デビュー曲「犬と」を披露。来年は活動20周年となることをファンやイベント主催者のおかげだと感謝し、アルバム『海賊盤』から「スカイライン」を熱唱し会場を盛り上げた。

 そして続いて登場したのは、今年デビュー20周年を迎えるPUFFY。彼女たちのステージを観ようと観客がどんどん集まり、2人が登場する頃には森の中まで人であふれていた。集まった観客が黄色いツナギを着たPUFFYを手拍子と共に出迎える。「アジアの純真」から20年経った今も変わらずキュートな2人は、「Tokyo I’m On My Way」で初っ端から元気いっぱいのチューンで盛り上げる。そのまま続いて「ブギウギNo.5」。「今年で20周年を迎えますが、今後ともみなさんのご協力が必要なのでよろしくお願いします!」と告げ、バンドメンバーを紹介、そのまま「海へ」を披露し、観客もPUFFYならではのステージを楽しんだ。

 最終日のBUZZ STAGEに登場したのは打首獄門同好会。テントに入りきらないほどのファンが詰め寄せ「まごパワー」などを披露。ドラマーの河本あす香が掛け声を煽り“岩下の新生姜!”と会場を盛り上げると、新生姜の被り物でメンバー全員登場し、?ニュー、ジンジャー”の掛け声と共に観客と一体となった。また、8月24日にニューシングルをリリースすることも発表。そして先日MVが公開されたばかりの「島国DNA」も披露すると、ステージの横に備え付けられていたモニターには歌詞と共に、歌詞に出てくる魚料理の画像も映し出され、会場は笑いと熱気で溢れた。

 14時過ぎ頃には、青いドレス姿で黒木渚が登場。「あなたがくれるステージが私の人生そのものです。本当にありがとう。」とファンに向け感謝の言葉を述べると観客から拍手が起こった。ピンチを笑い飛ばすための合言葉が次の曲と紹介し、「ふざけんな世界、ふざけろよ」をみんなで一緒に叫びましょうと歌い始め、観客は手拍子を始めながら黒木の歌に聞き入ると同時に一緒に歌った。

 その頃、LiSAがPARK STAGEを盛り上げていた。【RIJF2016】仕様のカラフルなノースリーブにショートパンツという姿で登場。LiSAの歌声が鳴り響くと男性ファンたちが駆けつけてきた。キュートな顔立ちと華奢な身体から発せられる力強い歌声と身体全体で表現する姿に観客は熱狂した。「LiSAです!」と挨拶し、「去年よりも涼しくてよかったけど、私がこのステージを熱くします。」と言うと「say my nameの片思い」を披露。「みんな踊って?!」という掛け声に観客は手を伸ばし飛び跳ねて踊っていた。

 15時過ぎには、藤巻亮太の歌声がPARK STAGEに鳴り響く。ギターを片手にバンドと共に奏でる音楽に観客は座りながらゆっくりと聞く人もいれば、手を挙げて藤巻の歌声に応えるかのように声援を送ったているファンもいた。「日々いろんな嫌なこととかもあると思うけど、今日はそんな事も忘れて楽しんでいって」と、「日日是好日」を最後の曲として紹介しステージを締めくくった。

 【RIJF2016】の最大級のステージであるGRASS STAGEではMONGOL800のステージがお昼過ぎから繰り広げられた。一曲目から「あなたに」の大合唱。「調子はどうですか、ロッキンジャパン?見た感じすこぶる調子がいいみたいですね!」と観客に声をかける。「OKINAWA CALLING」では、大人から子供まで手拍子や掛け声と共に踊っていた。そして「しれっと新曲も披露しました(笑)」と「風鈴」を会場に集まったファンのために歌い上げた。9月28日にリリース予定の8枚目のアルバムについては、ファーストやセカンド・アルバムのようにハッピーな作品になると告げ、その流れのまま「俺らの1番ハッピーな歌です。」と紹介し大ヒットソング「小さな恋の歌」を披露し、会場全員が大合唱した。

 14時半前には、湘南乃風のタオル持った人たちが集まり始めていた。4人が登場すると一曲目の「SHOW TIME」からタオルを振り回し会場全体もアクセス全開状態に。そしてHAN-KUNの合図で会場全体でヘリコプター(タオル回し)で風を吹き起こした。湘南乃風で上がったヴァイブスを次のWANIMAに繋げていってほしいと語り「親友よ」を披露。観客は隣にいた見知らぬ人とも肩を組み会場が一体になった。そしてもちろん大ヒットソングの「純恋歌」、最後は夏の定番ソングの「睡蓮花」で最高潮の盛り上がりを見せる中、ステージを終えた。

 この日、一番注目度が高かったであろうONE OK ROCKが、2年ぶり【RIJF】に帰ってきた。彼らのステージを見ようと集まった大観衆に向け、「今日はお前たちが見たいもの全部見せるから!」と言い放ち「Cry Out」を披露。スウィートヴォイスとバンドの音が鳴り響く中、ジャンプの合図で全員ジャンプ。そして、夕暮れの空と心地良い風が吹く中「Wherever You Are」を心を込めながら歌い上げた。「The Beginning」では観客の熱気も更に増し、一面砂ぼこりで真っ白に。「ロックが帰ってきたぞー!」とヘッドバンキングの波も起こり、圧巻のステージを魅せた。

 そして日が沈む頃、最終日のGRASS STAGEの大トリであるASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場。演奏が始まると待ってましたとばかりに観客はすぐに大盛り上がりに。暗くなってきた会場では照明がステージを華やかに照らす。「振動覚」では観客も大熱狂。続いての代表ソング「リライト」では、観客は手拍子と共にアジカンと大合唱をした。2016年の【RIJF】最終日ということだけあって、それぞれが夏のビッグ・イベントに参加できた喜びと思い出を心と目と耳に焼き付け、余韻に浸りながら、ひたちなかを後にした。

 なお、今回Billboard JAPANでは、【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016】特集の一環として、開催期間中、どのアーティストが一番多くTwitterでつぶやかれ話題となったのか、「RIJF」+アーティスト名のツイート数を元に集計。その結果は独自に撮影したオリジナル・フォトアルバムと合わせて近日公開する。こちらもぜひお楽しみに。

◎イベント情報
【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016】
2016年8月6日(土)~7日(日)※終了
2016年8月13日(土)~14日(日)※終了
会場:国営ひたち海浜公園