デザイナーのデビュー作にして大ヒット曲「パンダ」が、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”(5月7日付)で首位に立つことがわかった。ニューヨーク州ブルックリンのベッドフォード=スタイベサント出身の同ラッパーは、ドレイクをフィーチャーしたリアーナ「ワーク」の9週に渡った首位制覇を食い止めるとともに、41週ぶりに米国出身アーティストが同チャート首位を奪回した。また、ドレイクの「ワン・ダンス」が同チャートのトップ5入りを果たしている。
「パンダ」はグッド・ミュージック(カニエ・ウェスト設立のレーベル)のインプリントとデフ・ジャム・レコードからリリースされており、先週2位からの首位獲得となった。ニールセン・ミュージックによると、同曲は4月21日締めの週間全米ストリーミング回数が23%増の3,500万回に達し、“Streaming Songs”チャートで2週連続No.1となっている。同曲の公式ミュージック・ビデオは現在制作中であり、VevoのYouTube再生数がない状態での結果だ。
41週にわたり非米国出身アーティストが同チャートNo.1を占拠した記録に終止符を打ったデザイナー。米国出身アーティストが“Hot 100”首位に立つのは、ウィズ・カリファ(ノースダコタ州マイノット出身)がチャーリー・プース(ニュージャージー州ラムソン出身)をフィーチャーした「シー・ユー・アゲイン」で制覇した2015年7月25日以来となる。その後の41週は、OMI、ザ・ウィークエンド(2曲)、ジャスティン・ビーバー(3曲)、アデル、ゼイン、リアーナ、ドレイクの非米国出身アーティストが占拠(非米国出身アーティストによる首位制覇最長記録)し続けていた。
「パンダ」に続くのは、先週3位からアップしたルーカス・グラハムの「セブン・イヤーズ」で、4週目の最高位となる2位にチャートインしている。
3位は先週13位から急浮上したドレイクの「ワン・ダンス」(ウィズキッドとカイラをフィーチャー)で、自身17作目のトップ10入りとなっている。
4位のリアーナ「ワーク」は、カルヴィン・ハリスをフィーチャーした「ウィー・ファウンド・ラヴ」での首位最長自己記録(10週)に一歩及ばなかったものの、彼女にとって14作目の“Hot 100”No.1曲であり、依然として故マイケル・ジャクソンの13作を上回る史上3番目の最多記録となっている。
5位はマイク・ポズナーの「I Took a Pill in Ibiza」で6位からワンランクアップ。これまでの自己最高位6位を更新し、初のトップ5入りを果たしている。
フィフス・ハーモニー初のトップ10ヒットとなった、タイ・ダラー・サインをフィーチャーした「ワーク・フロム・ホーム」が新たな最高位となる6位に上昇。続く7位はメーガン・トレイナーの「ノー」、8位はゼインの初登場1位曲「ピロウトーク」が5位からのダウンとなった。
ジャスティン・ビーバーの「ラヴ・ユアセルフ」は先週8位から9位へとランクダウン。トップ10最後を締めくくるのは、G-EazyとBebe Rexhaの「Me, Myself & I」という結果となっている。