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三重県では6日夜から7日明け方にかけても沿岸部を中心に再び雲が発達しやすくなるでしょう。
予想画像では南部が中心ですが、北中部の沿岸部でもにわか雨や雷雨のおそれがあります。
天気の急変に注意してください。

4日夜以降の局地的豪雨のメカニズムは?

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三重県内では2夜連続で猛烈な雨が観測されています。
三重県の北中部の沿岸部では以下の気象条件の時に今回のように線状に発達した積乱雲が発生しやすくなります。
①伊勢湾の海水温が26度以上
②上空500メートルから1000メートル付近に暖かく湿った風が南東から吹いており、その風速が5~10メートル程度
③内陸部が冷えて伊勢湾の海水温との差が大きくなり、陸から海に向かっての風(陸風)が吹く。
④上空3000メートル付近の風向きが南寄り
②の南東風と、③の北西風が伊勢湾沿岸でぶつかることによって雲が発生します。
発生した雲が次々に④の風によって運ばれることで、北中部の同じような所に線状に非常に活発な雨雲がかかり続けるのです。
4日夜以降はこれらの原因が重なり、2夜連続での記録的な豪雨が発生したとみられます。

今夜からあすは?

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4つの条件はいずれも当てはまる見通しです。
今夜からあすの明け方についても、北中部沿岸では積乱雲が発達し、局地的な雷雨になるおそれがあります。
天気の急変に注意してください。

三重県内 この先の天気の見通し

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あす7日明け方までは局地的な雷雨にお気を付けください。
7日朝からは一時的に日差しの届く所もありますが、午後は再び雨の降る所が多くなるでしょう。
8日日曜日から9日月曜日にかけては台風15号の進路によっては荒れた天気になる可能性があります。
今後の気象情報・台風情報にご注意ください。