【米ビルボード・シングル・チャート】ジャスティン・ビーバーが3曲連続No.1の快挙、リアーナがドレイクとタッグを組んだ新曲はTOP10初登場
【米ビルボード・シングル・チャート】ジャスティン・ビーバーが3曲連続No.1の快挙、リアーナがドレイクとタッグを組んだ新曲はTOP10初登場
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 ジャスティン・ビーバーの「ラブ・ユアセルフ」が、自身にとって2曲目のNo.1ソング「ソーリー」と入れ替わり、3曲目の首位をマークした、今週の米ビルボード・シングル・チャート。

 アルバム『パーパス』から3曲連続のNo.1を獲得したジャスティン・ビーバー。同アーティストによる首位の入れ替わりは、HOT100史上12組目となる。全米チャートでの3曲連続首位獲得は、まさにトップ・アーティストの証といえる。

 今週、ついに17位へダウンしたが、昨年9月の初登場首位から、20週以上にわたってTOP10内に居座り続けた「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」は、ジャスティン最大のヒット曲に至っている。また、このNo.1ソング3曲の大ヒットを受けて、アルバム『パーパス』も、アルバム・チャートで未だ2位に停滞中。今週も、9万枚近い売上をマークし、アデルの『25』に続いてトップを独占している。

 しかし、向かうところ敵ナシ状態のジャスティン・ビーバーも、うかうかはしていられない。今週、ついにTOP3入りを果たした、トゥエンティ・ワン・パイロッツの「ストレスド・アウト」が、大きくポイントを伸ばして上昇中。視聴回数も6700万回を突破し、次週は2位の「ソーリー」と入れ替わるのではないかと予想される。

 また、次週はワン・ダイレクションから巣立った、ゼイン・マリクのデビュー曲「ピロートーク」が、初登場する。すでに60か国以上のiTunesチャートで首位をマークし、デジタル・セールスは絶好調。また、1月28日に公開されたビデオは、5日間で3000万視聴回数を記録している。ストリーミング・ポイントを合算すると、初登場首位という可能性もありえるだろう。

 そしてジャスティンの元彼女である、セレーナ・ゴメスの新曲「ハンズ・トゥ・マイセルフ」が、先週の21位から7位へ、一気にジャンプアップを果たしている。1月20日に公開されたビデオの視聴回数を稼ぎ、一気に上昇したこの曲で、セレーナは自身5曲目、3曲連続のTOP10ヒットをマークした。アルバム『リバイバル』の中でも特に人気の高い1曲で、自身も最高の出来栄えだと話している。キャリア初のNo.1獲得も、期待したいところだ。

 さらに、5位にはフロー・ライダーの「マイ・ハウス」がランクインを果たした。昨年秋から初登場するや、順調にランクアップし、今年に入ってから一気に飛躍した。2008年の年間チャート首位をマークした、デビュー曲「今夜はロウ・ロウ・ロウ」(2007年)から通算11曲目となるTOP10入りとなる。上昇率をみても、次週以降TOP3入りは期待できそうな動きをみせている。

 1月28日にサプライズ・リリースされた、リアーナの最新作『アンチ』からの先行シングル「ワーク」は、9位に初登場した。前日の27日に、アルバム同様、急遽配信がスタートしたこの曲は、ドレイクをゲストに迎えたナンバーで、集計期間はわずか2日間ながらも、各ポイントを大きく稼ぎ、自身27曲目となるTOP10ヒットを記録した(ドレイクは15曲目)。次週は、アルバムのリリースを受け、さらにランクアップが期待される。ビデオがリリースされれば、「ザ・モンスター」(2013年)以来のNo.1獲得もありえるだろう。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、3日22時以降となります。