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4月中旬にかけて桜前線北上。南部ほど例年より1週間以上早く桜の季節到来。5月になると春本番から初夏の陽気へ。例年より25度以上の夏日となる日が多く、30度以上の真夏日も増えそう。この時期から熱中症対策を。6月前半は晴れ間が出るが、後半は曇りや雨のぐずついた天気に。本格的な雨の季節は7月に持ち越しか?!

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4月 花粉から桜の季節へ 桜前線まもなくみちのく入り

「低気圧通過」のち「冬型の気圧配置」のち「移動性高気圧」という春のリズムが続くでしょう。この先も天気は小刻みに変わっていきますが、東北地方は例年通り太平洋側を中心に晴れる日が多い見込みです。季節外れの陽気となる日は3月に比べると減るものの、春の訪れは順調でしょう。東北地方は南部や太平洋側を中心にスギ花粉のピークを迎えていますが、桜前線はまもなくやってきます。桜のつぼみは順調に膨らんできて、例年よりも早く開花するでしょう。トップを切るのは福島県いわき市小名浜3月29日(金)で、引っ越しシーズン真っ只中で開花を迎える見通しです。次いで仙台市と福島市で4月1日(月)と、新年度スタートと同時に開花の便りが届く予想となっています。桜前線は4月中旬のうちに津軽海峡を渡っていくでしょう。太平洋側ほどお花見日和で、青空の下で桜を楽しめる日が多い見込みです。桜が咲き急ぐことはなさそうですが、平成最後の桜を逃さぬよう幹事様は早め早めに計画を立てることをおすすめします。

5月 初夏の陽気到来 例年より25度以上の夏日増加!真夏日も度々登場

高気圧と低気圧が次々と通っていく予想で、春の周期変化型を受け継ぎそうです。このため、帯状の高気圧におおわれ五月晴れとなる日は例年より少なく、晴れの日と雨の日が交互にやってくるでしょう。日差しのパワーはさらに増して、動くと汗ばむような日が増えてくる見込みです。気温は平年並みか平年より高い見通しで、25度以上の夏日となる日は例年以上に多くなる予想です。まだ5月だからと油断せず、熱中症対策をしながら10連休を満喫しましょう。

6月 梅雨入りしても、本格的な雨は7月に持ち越しか?

太平洋高気圧の北への張り出しはいまひとつで、梅雨前線は東北地方から離れた南海上に停滞しやすいでしょう。このため、本格的な雨の訪れは例年より遅くなる見通しです。ただ、オホーツク海高気圧から冷たく湿った空気が吹き込むため、6月後半は太平洋側を中心に低い雲におおわれ、霧雨となったり小雨が降ったりと、すっきりしないお天気となる日が増えてくるでしょう。湿度が高くなって、カラッとした暑さからジメジメ・ムシムシとした体感に変わる予想です。熱中症に加え、食中毒にも注意が必要な季節がやってくるでしょう。