関東でも寒さのトンネルの出口が見えてきました。東京都心では、きょう15日が「平成最後の最高気温10度未満」になる可能性。16日以降は、春の暖かさの日が増えますが、朝晩と日中の寒暖差や花粉に注意。
16日以降 季節先取りの暖かさが増える
15日の関東は、日中も真冬の寒さが続いて、東京都心の気温は、10度に届かないでしょう。ただ、この寒さもいよいよ終ろうとしていて、15日は都心では、平成最後の「最高気温10度未満の日」になる可能性があります。16日は、午後は広く晴れてきて、昼間は3月並みの暖かさの所が多いでしょう。17日は、寒さがいったん戻りますが、日差しが多いので、15日ほどの寒さではなさそうです。そして、18日以降は、都心の最高気温は日に日に上がって、来週半ばには4月並みの日もあるでしょう。この暖かさのため、次に天気が崩れる来週水曜日は、関東の平野部では、雪ではなく、雨が降りそうです。ただ、日中は春めいてきても、来週前半にかけては、朝晩は、まだこの時期らしい冷え込みが続くでしょう。朝晩と日中との「気温の差」が大きくなりますので、服装で、上手に調節して下さい。
暖かくなると 特に注意が必要なのは
ただ、暖かくなると、特に注意が必要なのが「スギ花粉」です。関東でもすでに花粉が飛び始めていて、日本気象協会が14日に発表した最新の花粉予測によりますと、東京では3月上旬からスギ花粉のピークを迎えそうです。花粉に敏感な方は、マスクやメガネをしたり、こまめなうがいや洗顔など、早めの対策が必要です。また、花粉が付着しやすいのは頭と顔ですので、帽子をかぶることも、花粉予防に役立ちます。また、花粉が室内に入ることを防ぐために、花粉症でない方も、洋服についた花粉を払ってから、室内に入るようにして下さい。