曇り空も富士山くっきり。けさ(10日)の関東地方は南部を中心に雲が広がってきましたが、比較的高い位置にある雲が中心で、明るい曇り空となっています。都心からは太陽に照らされる富士山を、はっきりと見ることができました。
曇り空も天気を崩すものではなく
けさ(10日)の関東地方、通勤通学の時間は青空が出ていましたが、午前10時頃になると南部を中心に雲が広がってしまいました。ただ、この雲は比較的高い位置にある雲が中心。雨を降らせるものではありません。池袋から富士山がくっきりと見えることから、手前(関東)側の雲は高度が4000メートル以上であることがわかります。地上は比較的空気が乾燥し視界が良く、遠くの山の稜線をはっきりと見ることができます。
このあとは?
きょう10日の関東地方は、このあとも雲の多いものの、雲の隙間から日差しが届くでしょう。平野部で天気の崩れはなく、夜にかけて傘の出番はなさそうです。けさは都心などでこの冬一番の冷え込みとなりましたが、このあとも寒さが続きます。日中の最高気温は10度に届かない所が多い予想で、北風の冷たさが身に染みるでしょう。暖かくしてお過ごしください。
雲の分類
雲は観測される高さによって以下のように分類されています。中緯度地方においては、上層雲(5キロ~13キロ)、中層雲(2キロ~7キロ)、下層雲(2キロ以下)です。なお、積雲や積乱雲は下層雲に分類されますが、中・上層まで発達することがあります。