実績をたどると、この活躍も納得できる。17年にブルワーズで打率.278、30本塁打、85打点、15盗塁をマークするなど、メジャー通算77本塁打をマーク。来日1年目の昨季は主に7番を打つことが多く、打率.290、19本塁打、62打点で4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。日本野球に適応した今季は故障で長期離脱した期間をのぞき、5番でポイントゲッターになっている。

 ヤクルトを取材するスポーツ紙記者は、サンタナについてこう語る。

「真面目な性格ですね。研究熱心で相手投手についてよく分析しています。日本の野球に適応しようと努力する姿が今の活躍につながっていると思います。日本の他球団でなく、ヤクルトに入ったのも大きかった。物静かな雰囲気ですが、メジャーでプレーしていた青木宣親が積極的にコミュニケーションを取ってくれるのでチームの輪にすぐに溶け込めた。親友のオスナの存在も心の支えになっているでしょう。日本でプレーするなら1年でも長くヤクルトでプレーしてほしいですね」

 巨人に同一カード3連敗を喫し、2位・阪神が8.5ゲーム差に迫ってきたが慌てる必要はないだろう。ヤクルトには村上がいる。そして、サンタナもいる。球界でも屈指の強打者コンビがチームを支える。(梅宮昌宗)

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