メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

北海道では明日(7日)台風25号から変わる温帯低気圧の接近・通過によって大荒れの天気となり暴風に警戒が必要です。また、今日(6日)は前線の影響で道南を中心に雨が降り、明日にかけては大雨になる見込みです。地震で揺れの大きかった地域でも大雨になる恐れがあるため、十分な注意が必要です。

温帯低気圧でも油断しないで

今日(6時)午前11時現在、対馬市の北にある大型の台風25号。このあと進路を東寄りに変えて、明日(7日)未明には日本海で温帯低気圧に変わりますが、その後も暴風を伴って北海道付近に近づく見込みです。温帯低気圧に変わっても風が急に弱まるわけではありません。明日は低気圧が通過する周辺だけでなく全道で雨や風が強まりそうです。

雨・風ピークは?

今夜は台風の接近に伴い道南方面や道央から雨や風が強まってきます。雨・風のピークは道南方面・道央で明日明け方から昼前にかけて、道北・道東方面で朝から昼前後となりそうです。最大瞬間風速は各地で30メートルの予想で木の枝が折れたり、大人でも何かにつかまっていないと立っていられないほどの暴風が吹く恐れがあります。また、局地的に雷を伴い1時間に30ミリ~40ミリの激しい雨となる時間帯もありそうです。暴風に警戒し、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水などに十分注意して下さい。
〈雨の予想〉
・6日12時から7日12時までの24時間雨量
日本海側南部、太平洋側西部:120ミリ
日本海側北部、太平洋側東部:80ミリ
オホーツク海側:60ミリ
・7日12時から8日12時までの24時間雨量
日本海側北部、太平洋側東部、オホーツク海側:およそ50ミリ
〈風の予想〉
・7日の最大風速(最大瞬間風速)
日本海側、太平洋側:18メートル(30メートル)
オホーツク海側:15メートル(30メートル)
また、明日の午後は一時的に風は収まりますが、夕方以降は低気圧通過後の吹き返しの風により再び暴風の吹く恐れがあります。雨がやんで天気が回復するように思えても、決して油断はしないようにして下さい。

地震から一か月経つも

今日(6日)で地震から一か月が経ちますが、北海道では昨日(5日)も震度5弱の大きな揺れを観測するなどいまだ不安な日々が続いています。前回の台風24号で厚真やむかわなど地震の揺れの大きかった地域では60ミリ前後の雨が降りましたが、今回は低気圧の進路次第では前回と同じくらいかさらに雨量が多くなる恐れがあります。地震で地盤が緩んでいる可能性があり、いつもより少ない雨量でも災害が発生する恐れがあります。引き続き土砂災害には十分に注意をして下さい。また、各自治体から発表される避難に関する情報も確認するなど、早めの避難を心掛けるようにして下さい。