台風19号「ソーリック」は、25日午前3時に日本海で温帯低気圧に変わりました。低気圧が近づく北日本では、引き続き、うねりを伴った高波に警戒が必要です。
台風20号に続き台風19号も温帯低気圧に
16日午前9時にマリアナ諸島で発生した台風19号「ソーリック」は、発達しながら北上して小笠原近海に進んだ後、次第に進路を西よりに変え、奄美地方を暴風域に巻き込みながら九州の西へ進み、さらに北上しました。23日夜からは進路を東へ変えて日本海に達し、25日午前3時に温帯低気圧に変わりました。なお、ダブル台風のもう一つで徳島県に上陸した台風20号は、きのう24日に温帯低気圧に変わっています。
低気圧になっても油断せずに!
台風19号から変わった低気圧は、次第に前線を伴いながら今夜にかけて北日本へ進むでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になりそうです。北海道は広い範囲で雨となるでしょう。雷を伴って激しく降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、海上はうねりを伴った高波に警戒し、強い風にも注意が必要です。