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火星があす7月31日に最接近を迎え、地球から5759万kmまで近づきます。ここまで近づくのは15年ぶりのことで、普段よりもひときわ明るく輝く、赤い火星を見ることができそうです。肉眼でも見ることができますが、望遠鏡ではさらに表面の模様まで楽しめるかもしれません。東北地方は、高気圧に覆われて晴れる予想ですので、観察には絶好のチャンスとなるでしょう。

どこの空?何時?天気は?

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仙台市天文台によりますと、大接近となる時刻は7月31日16時50分ですが、日本では火星はまだ昇ってこないため、南の空に高く上がった22時30分頃が見やすい時間帯となるそうです。明け方3時ごろに沈みますので、ほぼ一晩中、観察のチャンスがありそうですね。
また、最接近の7月31日の前後数日は20時頃に、東から西にかけて火星、土星、木星、金星が一度にそろいます。このとき、火星は赤く明るさが際立っていますので、すぐに見つけられるでしょう。
夏休みの思い出に、ぜひ夜空を見あげてみてください。湿った風の入る沿岸部では、雲がかかって見えにくい可能性もありますが、「火星の大接近」は、その瞬間だけのことではありません。最接近は7月31日ですが、前後数週間は接近した状態が続くため、8月いっぱいまでは普段より明るい赤い火星を観察することができます。目先は、週末にかけても晴れ間の出る日が多い予想ですので、チャンスはまだまだ続きます。

明るさや模様を楽しんで!

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仙台市天文台によりますと、1月ごろには1.5等級の明るさだった火星が、最接近の7月31日頃には-2.8等級になり、半年前より約50倍も明るく輝いて見えるそうです。
また、望遠鏡を使えば、「極冠」と呼ばれる白っぽいエリアや、時間によっては黒っぽい模様の「大シルチス」など、表面の模様まで観察することもできるそうです。(大規模な砂嵐が発生していて、模様は見えにくい可能性もあります。)
仙台市天文台では、8月3日まで特別観望会を開催しています。夏休み期間中ですので、自由研究にも良さそうです。
火星はおよそ15~17年ごとに大接近し、次に距離が6000万kmを切って最接近するのは、2035年9月になるそうです。