エルトン・ジョン/リッキー・マーティンが大手服飾ブランド ドルチェ&ガッバーナのボイコットを呼びかける
エルトン・ジョン/リッキー・マーティンが大手服飾ブランド ドルチェ&ガッバーナのボイコットを呼びかける
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 ファッションデザイナーのドルチェ&ガッバーナおよびステファノ・ガッバーナ。母親としての貢献の一環としてランウェイを退いた妊娠中のモデルを称賛した事が波乱を産んでいる。

 同デザイナーは、雑誌『Panorama』でのインタビューにて、母親としての貢献の一環としてランウェイを退いた妊娠中のモデルを称賛。これが伝統的な家族形態を持たない家庭を批判する意見と取られ、エルトン・ジョンやリッキー・マーティンからの厳しい批判とブランドのボイコットを呼び起こす騒ぎに発展した。

 人工授精によって授かった2人の子どもを持つエルトン・ジョンは、体外受精および代理母によって家族を構築したことについての否定的な見解に立腹を示し、同デザイナーによるドルチェ&ガッバーナというブランドをボイコットしようと呼びかけている。「僕らの子どもたちを、よくも“作りモノ”だなんて言えるもんだな。異性愛者・同性愛者に関わらず、愛し合っている者同士の多くが手段として選択することを許されている。子どもを持ちたいという夢を叶える奇跡の方法である体外受精について、その批判的な君の小さな中指の媚のなんとみっともないこと! 君の古くさい考え方は現代からはかけ離れているよ。まるで君のファッションみたいにね。僕は決して、ドルチェ&ガッバーナは着ないよ。2度と絶対にね。」とツイッターに綴っている。

 また 代理母出産により双子の男の子の父親となったシンガーのリッキー・マーティンも、ツイッターで「ドルチェ&ガッバーナ、あなたたちの声は憎しみを生むにはパワフルすぎる。目を覚ませよ。2015年だぜ? 自分自身を愛しなよ」と綴った。

 ソーシャル・メディアの圧力にさらされている同デザイナーらは日曜、声明を発表。「母親と父親、そして子どもたちという古典的なシチリアの家庭に育った自身の経験に基づいた家族感を表現したに過ぎず、別のタイプの家族形態があることは非常に良く分かっているし、それが既知のものとして非常に理にかなっていると考えている」と述べ、他人の選択を批判しているわけではなく自身の個人的見解を表現したとしている。

 以前女性と婚姻関係にあった同性愛者である同デザイナーは、過去2度のコレクションの中心に伝統的な家族形態を据えており、妊娠しているモデルや、子持ちのモデルをランウェイに出し、次の冬期女性服飾コレクシンにおいて母親であることを称賛していた。彼らの祖母や孫たちは、男性要のコレクションをフィーチャーしていた。