今朝(12日)の道内は、放射冷却や上空の冷たい空気の影響で冷え込みが強まりました。午前9時までの最低気温は、宗谷地方の稚内市沼川と根室地方の中標津空港で氷点下1度4分、釧路地方の弟子屈町川湯で氷点下1度2分と、道北や道東方面の内陸の一部では、氷点下まで下がりました。6月中旬に道内で氷点下の気温が観測されたのは、2012年以来、5年ぶりのことです。
この記事の写真をすべて見る今朝も札幌 ひと桁の気温
札幌の午前9時までの最低気温は7度9分と、今朝も上着が必要なくらいの気温となりました。札幌では今月ひと桁の気温を観測するのは今日で7日目です。これは1998年以来、約20年ぶりの多さとなっています。札幌にお住いの方も、6月なのに朝晩は冷えるな、と感じている方が多いかもしれません。
日中は寒さ解消
上空の冷たい空気は東に抜けて、ようやく日中は広い範囲で平年並みの気温に戻ります。沿岸で16度くらいの他は20度前後で、昨日より4度ほど高い所が多くなります。昨日特に気温の上がり方が鈍かったオホーツク海側では昨日より8度前後も高くなる見込みです。札幌の予想最高気温は21度と、日中の外出に上着は必要ないでしょう。この先一週間も、ほぼ平年並みで、日中は過ごしやすい気温が続き、朝晩も今朝のように冷え込むことはない見込みです。