ちょっとだけ安心。

 肺と血便。50歳は体にガタがくるな~と思っていたら、夜、机の端に右手の薬指をぶつけた。別に痛みは感じなかったのだが、薬指の第一関節が曲がったまま力が入らなくなってしまった。バネ指のように。まっすぐ伸ばせないし、全然力が入らない。

 たかが薬指と思っていたが、モノを持つときに力が入らないし、なによりワープロを打つときにめちゃめちゃ困る。

 数日で「肺と薬指と血便」。「部屋とYシャツと私」みたいな感じで書いてみたが、こんなに一気にガタがくるものかな~と。

 でも、これって何かのサイン。生活習慣を本当に改善しないと、ダメなのだと痛感。

 とは言っても、なかなか行動に移せないのも現実。

 と、よくお仕事をしているGENERATIONSのボーカル、数原龍友君からLINEが来た。僕の体の状況を聞いたと。そこには、熱い言葉。そして「おさむさんは自分が思ってるよりもおっさんなんすよ!!」と。

 そうなんだよ。おっさんなんだよ。だけどおっさんであることを忘れてしまうんだよな~。

 20代の若者にこんな熱い言葉をいただいたからには、おっさんだともっと自覚し、体をいたわります。こんなことを言ってくれる若者がいることに感謝です。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店で販売中。「愛の掛け惨」がLINE漫画で連載中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が発売中。企画・脚本を担当したABEMAオリジナル連続ドラマ「覆面D」が配信中!

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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