東京は5年ぶりに3月に入ってから気温が20度以上となった日がありません。大阪では3月だけでなく、今年まだ一度も20度以上となっていません。この先、3月いっぱいは、上着いらずの陽気はなさそうです。
この記事の写真をすべて見る◆3月に入って 20度以上なし 東京5年ぶり
例年、3月といえば、日々の気温の変化が大きい時期です。日中の気温が20度を超えるような春本番の暖かさの日もあれば、寒の戻りもあり、暖かい日と寒い日を繰り返しながら、季節が移ろっていきます。
ただ、今年はいつもと少し違うようです。上の表をご覧下さい。最高気温が3月1日から21日までに20度以上となった日の日数です。東京では2月17日に最高気温が20度を超えましたが、3月に入ってからは一度も20度以上となっていません。3月に入って20度以上の日がないのは5年ぶりのことです。
東京だけではありません。上の表の通り、多くの都市で3月に入ってから、気温が20度以上となっていないのです。また、大阪では、3月だけではなく、今年に入って、まだ一度も最高気温が20度に届いていません。大阪で最高気温が20度以上の初日が4月にずれこめば2000年以来と久しぶりのこととなります。(2014年や2012年、2006年、2003年も3月上旬、中旬は0日ですが、3月下旬には20度以上の日があります。)
◆この先は?
この先はどうでしょうか?3月いっぱいは東京や大阪なども含め関東から九州も広く20度以上となる日は予想されていません。上着いらずの陽気はしばらくないでしょう。それどころか、関東では26日(日)から27日(月)は冷たい雨が降り、最高気温は10度くらいまでしか上がらないでしょう。冬のような寒さで、まだ冬のコートが必要になりそうです。
最新の1か月予報では、4月上旬、中旬は関東から九州の気温は平年並みの予想で、4月に入ると、春本番の陽気の日も多くなっていく見込みです。