20日(月)は、低気圧が発達しながら東北北部を進み、低気圧から延びる寒冷前線が本州付近を通過するでしょう。前線の通過前は南よりの風、前線の通過後は北よりの風に変わり、吹き荒れる見込みです。先週の金曜日(17日)のように、全国的に荒れた天気になるでしょう。

20日午前9時の天気図
20日午前9時の天気図
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日中 南風吹き荒れる

20日(月)は、低気圧が発達しながら東北北部を通過し、低気圧から延びる寒冷前線が本州付近を通過するでしょう。前線の通過前は南よりの風、前線の通過後は北よりの風に変わって、気温のアップダウンが大きくなりそうです。日中は各地で南よりの風が強く吹くでしょう。近畿地方で春一番の可能性があります。先週の金曜日(17日)に春一番を観測した、関東、北陸、四国、九州南部・奄美の各地方では春二番となりそうです。(※実際は春二番の観測はしません。)車の運転中、特に風が吹き抜ける橋の上を走行する際は、横風を受けてハンドルを取られないよう注意が必要です。歩行の際は風にあおられて転倒しないよう、十分にお気をつけ下さい。強風で交通機関に乱れが出ることもありますので、通勤通学やお出かけ前に交通情報の確認をするとよいでしょう。

南風が気温を押し上げる

暖かい空気が東北南部あたりまで流れ込むでしょう。日中は気温が上昇し、東北南部から九州と沖縄では3月から4月並みの所が多くなる見込みです。東北でも日中は雨の降る時間があり、気温の上昇や雨により、雪の多く積もっている所では雪どけが進むため雪崩に注意が必要です。また、雪がとけて水びたしの路面になる所や屋根に積もった雪の落下の可能性もあるため、外出時は足元や頭上にお気をつけください。

20日の天気予報
20日の天気予報

夜 北風冷たく 気温下がる

寒冷前線は日中に本州付近を通過し、前線が太平洋へ抜ける夜には全国的に北よりの風が強まる見込みです。日中、雨や雪の降る所が多い東北では次第にしっかり雪に変わり、ふぶく所があるでしょう。太平洋側でも夜になると冷たい北風が吹く見込みです。気温が下がり、21日(火)の朝は再び氷点下の冷え込みとなる所が多くなるでしょう。濡れた路面が再び凍結することもありますので、車の運転や歩行中の転倒にお気をつけください。日中も冬の寒さとなるでしょう。