能年玲奈主演の実写版映画『海月姫』の音楽を前山田健一(ヒャダイン)が担当
能年玲奈主演の実写版映画『海月姫』の音楽を前山田健一(ヒャダイン)が担当

 12月27日より全国公開される映画『海月姫』の劇伴を、ヒャダインこと前山田健一が担当することが分かった。

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 映画『海月姫』は、東村アキコによる累計発行部数300万部超えのベストセラーコミックスが原作の実写版。出演者には能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえらが並び、オタク女子たちの物語をコミカルかつドラマティックに描き出す。


 今回その音楽を前山田が担当。これまで数々のアーティストに楽曲提供してきたが、映画の劇伴を手掛けるのは彼にとっても初めてで、本人は「ゲームやアニメの劇伴は経験済みですが、実写に音をつけるということが初めてだったのでとても光栄でした。歌ものとは違い、楽曲が主役ではなく登場人物の心情に寄り添う役割なので「名脇役」になるよう徹底しました」と語っている。




◎前山田健一のコメント
Q.映画『海月姫』の劇伴制作の話を聞いてどう思われましたか?
A.ゲームやアニメの劇伴は経験済みですが、実写に音をつけるということが初めてだったのでとても光栄でした。


Q.映画音楽は初挑戦とのことですが、これまでの作曲活動との違いや、苦労した点を教えて下さい。
A.歌ものとは違い、楽曲が主役ではなく登場人物の心情に寄り添う役割なので「名脇役」になるよう徹底しました。


Q.「海月姫」の原作マンガを読まれたことはありますか?
A.今回のお話をいただき、既発のコミックスは全て読ませていただきました。


Q.読んだ感想をお聞かせ下さい。
A.自分もヲタ成分が強いほうなので、尼~ずは他人ごととは思えなかったです。ひたすら楽しく、細かいネタまで笑えるものが多くてトリコになりました。ほのかな恋心やふとした哀しみなどにも感情移入しました。


Q.映画の脚本を読まれた感想をお聞かせ下さい。
A.コミックスのドタバタ感を残しつつ、とてもテンポよくストーリーが進んでいく様にプロを感じました。


Q.映画の撮影現場を見学されていかがでしたか?
A.何回「すげえ」と言ったことでしょうか…。屋内の巨大スタジオにアパート天水館がまんま建造されていて、映画というエンタテインメントの底知れなさを感じました。


Q.撮影現場を見学して楽曲制作に繋がるヒントなど、何か収穫はありましたか?
A.天水館の空気を肌で感じ、香りを吸い込み、より一層映画の世界観と自分のチャンネルをシンクロさせることができたと思っています。


Q.曲作りでイメージされたことや、特に意識したこと、あるいは『海月姫』に対して“キーワード”などがありましたら教えて下さい。
A.「海の中」と「ほのかな恋心」が二軸としてありました。ストーリーが軽妙なので低音をなるべく控え、海の中の浮遊感を表現しました。さらに、ラブストーリーも本当に可愛らしいものなのでそれにフィットしたキュートな音作りにしています。


Q.『海月姫』は主人公・月海がクラゲオタクなど、登場人物が何かのオタクなのですが、今はまっているものや、○○オタクだ、というものはありますか?
A.自分は地下鉄のラインカラーヲタなので、若干ばんばさんと趣味がカブる部分があります。天水館にあった丸ノ内線の路線図に興奮したのは、きっと僕だけだと思います。


Q.『海月姫』の登場人物で一番共通点が多いキャラクター、もしくは一番感情移入できるキャラクターは誰ですか?
A.鉄道好き、という部分もあってばんばさんです。一見陽気でしっかりものだけどアウェイでは萎れるあたりも共感します。


◎YouTube動画『「海月姫」特報』
http://youtu.be/6op_qxBc9RE


◎映画『海月姫』
12月27日(土)より全国公開
出演:能年玲奈、菅田将暉、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、平泉成、長谷川博己
監督:川村泰祐 脚本:大野敏哉/川村泰祐 原作:東村アキコ『海月姫』(講談社『Kiss』連載)
主題歌:SEKAI NO OWARI「マーメイドラプソディー」
(C)2014『海月姫』製作委員会 (C)東村アキコ/講談社