今日(12日)で、今年のさっぽろ雪まつりが閉幕しますが、今年の雪まつりは例年にないほどの高めの気温で経過し、期間中のプラスの気温は今日で6日目となりました。
原則7日間開催になった1984年以降では、期間中のプラス気温日数が過去最多タイとなりました。

さっぽろ雪まつり(2016年2月12日) 撮影:日本気象協会北海道支社 岡本肇
さっぽろ雪まつり(2016年2月12日) 撮影:日本気象協会北海道支社 岡本肇
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8年振り4度目

今日(12日)の札幌は午後6時までの最高気温が2.0℃と、5日続けてのプラスの最高気温となりました。6日に始まったさっぽろ雪まつりの期間中で見ると、7日に真冬日(最高気温-1.9℃)になった以外は、全てプラスの気温となりました。
さっぽろ雪まつりは1984年から毎年7日間の開催となりましたが、その7日間でプラスの最高気温の日数が6日になったのは、2009年以来8年振りで、通算4回目のこと。1984年以降、7日間ともプラスとなったことはなく、今年の6日間プラスという記録は、過去最多に並ぶ暖かさとなりました。

雪像にも優しい暖かさ?

一方、今年の開催期間中で最も気温が高くなったのは、9日の2.8℃で、3年ぶりに最高気温が3度以上になる日は一度もありませんでした(今日午後6時現在)。特に、7日間のうち、半数以上でプラスの気温を観測した14年分で見れば、3度以上になる日が1度もないケースは2011年の一度だけ。
プラスの気温となる日数が最多となる暖かさだった一方で、極端な気温の上昇はなかったことになります。高い気温は雪まつりの雪像や氷像にとってはツラいものになる所ですが、今年の雪まつりの気温は、見に行く人にとっても、雪像にとっても良い気温だったのかもしれません。

この陽気はもうしばらく続く

明日(13日)以降も、もうしばらくこの陽気は続く見込みです。札幌では明日以降もプラスの最高気温が続き、17日金曜日にかけて予想最高気温は2度前後で経過しそうです。路面状態が変わりやすくなるため、足元や車の運転には引き続き注意が必要です。
しかし、18日土曜日には一気に平年よりも低い気温となり、厳しい寒さが戻るため、次の週末は気温変化への注意をして下さい。