福岡市、長崎市、本市は初霜

今朝は九州でも内陸部は氷点下となった所があり、今シーズン一番の冷えこみとなりました。
気象台は福岡市や長崎市、熊本市で初霜を観測しました。
この先は周期的に寒気が流れ込むため、寒く感じる日が多くなりそうです。

今朝午前6時の気温分布
今朝午前6時の気温分布
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今朝の九州は今シーズン一番の冷えこみ

上空に寒気が残っているところへ、今朝は穏やかに晴れたため、放射冷却現象が強まりました。
今朝の九州は、内陸部を中心に氷点下の冷え込みとなった所もあり、今シーズン一番の寒い朝となりました。
最低気温は福岡県朝倉市は-1.1度、佐賀県嬉野市は-0.2度、大分県由布市湯布院や玖珠町は-3.4度、
熊本県阿蘇市乙姫は-4.4度、南小国町は-3.2度、宮崎県五ヶ瀬町鞍岡-3.9度、高千穂町は-2.5度、
鹿児島県伊佐市大口は-1.7でした。
また強い冷え込みのため、福岡市や長崎市、熊本市では初霜を観測しました。

きょうは暦の大雪(たいせつ)

きょうは暦の二十四節気のひとつ大雪(たいせつ)です。寒さが増して本格的に雪が降り出す頃という意味です。
二十四節気は大陸の季節感をあらわした暦ですから暖かな九州とはかなりずれます。
九州ではこれまで、初雪は観測していません。ただ、この時期から、山の山頂が雪で白く見える冠雪が始まります。
標高1000mを超える高い山では本格的な雪の季節が近づいているのです。

6日、福岡でイチョウの黄葉を観測

福岡管区気象台は6日にイチョウの黄葉を観測しました。平年より24日遅く、去年より1日早くなりました。
温暖化の影響もあって木々の紅葉はここ最近、平年よりかなり遅れています。
ただ、この先は季節の進みが早まりそうです。
九州の上空には周期的に寒気が流れ込むため、気温は平年並みの日が多く、これまでより寒く感じるでしょう。
週間予報では今週末にかけて高気圧に覆われて晴れる日が多くなりますが、来週中頃は曇りや雨のぐずついた天気となる見込みです。

福岡市で6日、イチョウの黄葉を観測
福岡市で6日、イチョウの黄葉を観測