本州付近を通過中の前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、広く大気の状態が不安定になっています。きょうは午前11時まで九州、近畿、東海の10県で竜巻注意情報が出されました。

竜巻注意情報 きょうこれまで10県に発表

一日に10以上の県で竜巻注意情報が出されたのは、9月20日以来で約2か月ぶりです。それだけ、広い地域で大気の状態が不安定になっています。特に九州北部には、午前11時前に福岡管区気象台から「落雷と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第2号」が出されています。九州北部地方では、19日夕方にかけて暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあり、注意が必要です。

竜巻注意情報が出されたら

まずは周囲の空の様子に注意しましょう。そのとき、空が急に真っ暗になる、大粒の雨が降り出す、雷鳴が聞こえるなど、積乱雲が近づく兆候が確認された場合には、頑丈な建物に避難するなど身の安全を確保する行動をとってください。
また、竜巻注意情報が発表されたとき、インターネットにアクセスできる状況であれば、「雨雲の動き」などで発達した雨雲が近づいてきているか確認するのも有効な手段です。